懲戒処分:消防士2人、AV出演で停職6カ月 大阪
毎日新聞 2013年08月30日 20時56分(最終更新 08月31日 02時41分)
アダルトビデオ(AV)に出演し金銭を受け取ったとして、大阪府の守口市門真市消防組合は30日、男性消防士2人を停職6カ月の懲戒処分とした。
処分されたのは、守口消防署消防課に勤務する26歳と27歳。同消防組合によると、昨年8月、2人は別々に神戸市の須磨海水浴場を訪れた際、それぞれ見知らぬ男性から「いい体してるね、AVに出ませんか」と声を掛けられ、近くのマンションで撮影した。26歳の消防士は計5回撮影し計16万円、27歳の消防士は1回で1万円を受け取った。
今月6日、大阪府の四條畷市消防本部の消防士2人が同様に須磨海水浴場でスカウトされAV出演し、懲戒処分となっている。それを受け、同消防組合は職員に聞き取り調査を行ったが、2人から申告はなかった。今月13日、門真市に「DVDのパッケージに2人が写っている」との匿名の電子メールが届いて発覚。2人は「軽はずみな気持ちだった。自覚が足りなかった」と話しているという。
同消防組合は、出演料をもらっていたことや、市民の生命を守る消防士としてそぐわない行為として、懲戒処分を決めた。管理監督責任があるとして、消防長など計8人を口頭厳重注意とした。【大沢瑞季】