左手にスパイクの刃が突き刺さって苦悶の表情【拡大】
「そこで点が入ればよかったんですが。そういう野球を続けていかないと。(上本と)1、2番として、いい方向がみえた」と手応えをつかんだ。
巨人と首位攻防を繰り広げていた初夏。西岡が「仮に僕が阪神に入団してなかったら…」と自問自答したことがあった。西岡の答えは、こうだった。「多分、上本らが二塁のレギュラーとして活躍しているでしょうね。チームは、今と同じような感じで強いでしょうね。僕…ホンマ、一生懸命やるしかないんですよ」。
現在、チーム方針でロッテや米国時代でも1軍経験がなかった三塁を任されている。サインプレーや風の判断など、いくら名手でも簡単ではない。
「出ている限り、全力でやる。三塁だろうが二塁だろうが、外野だろうが。一生懸命やります」
体は傷だらけだ。この日も左ひざの痛みを抱えながら全力疾走した。だが、ユニホームという戦闘服を着ている以上、痛い、痒いとはいっていられない。まして、福留が離脱し、背番号7への期待はますます膨らむ。
「勝てる野球を早くしたい」。西岡の叫びだ。 (阿部 祐亮)
(紙面から)