今成は八回二死二、三塁でワンバウンドのボールに手を出して三振。福留が離脱し、期待されたが…(撮影・岡田亮二)【拡大】
(セ・リーグ、阪神1-2広島、20回戦、阪神11勝9敗、1日、甲子園)不甲斐なかった。続けられたワンバウンドに、今成のバットはむなしく空を切った。福留が再び去り、右翼手としてさらなる期待がかかる背番号「49」に、聖地の大きなため息が降りかかった。
「ボール球に手を出してしまいました」
原因は自分でも痛いほどわかっていた。1-2の八回。一死一、二塁から新井が三振に倒れ、打席が巡ってきた。マウンドには永川勝。フォークがキレる右腕だとは、分かっていたが…。
直球で1ストライクにされ、2球目のワンバウンドのフォークを空振り。3球目のフォークが暴投となり、二死二、三塁。一打逆転のチャンスだった。聖地のボルテージは最高潮だ。