【ＢＯＸ】大毅、トランクスもグラブもＩＢＦカラーの赤！

立会人のタッカー氏（中央）が持つチャンピオンベルトを前に、健闘を誓い合ったゲレーロ（右）と亀田大毅

　◆プロボクシング世界戦　▽ＩＢＦ世界スーパーフライ級王座決定戦　同級３位・亀田大毅―同級４位・ロドリゴ・ゲレーロ（３日、高松市・サンメッセ香川）　ＩＢＦ世界スーパーフライ級３位の亀田大毅が、赤ずくめで出陣する。同級王座決定戦の調印式が１日、香川県高松市内で行われた。同級４位のロドリゴ・ゲレーロと初対面した大毅は、フライ級に続く２階級制覇がかかった大一番に、赤色のグラブとトランクスで臨むことが決まった。

　今春、国内解禁となったＩＢＦの赤色のチャンピオンベルトが調印式でお披露目となり、大毅は「かっこええな。似合うかどうかは分からんけど」とつぶやいた。調印式の席で、親指部だけ大毅のイメージカラーの金色を施した赤色のグラブを念入りに確かめた。トランクスも赤のラメ生地を使用。陣営関係者は「ＩＢＦのカラーに合わせてそろえました」と明かした。

　炎の色のごとく闘志もピークを迎えつつある。兄の興毅（２６）と弟の和毅（２１）と並んでの「３兄弟同時期世界王者」の記録が間近とあって「男だったら何が何でも取らないといけないベルト。あさっては男を見せます」と語気を強めた。

　懸念されている減量は前日８月３１日の時点で１キロオーバー。この４日間はろくに食事を取れない。口にできるのは鯨や鮪など、「赤」身の肉を数切れほど。大毅は「（今日で）残り何百（グラム）ぐらいだったらええけどね…」と言葉を絞り出し、自分との戦いに必死だった。