選挙:加古川市長選 前衆院議員・岡田氏が出馬検討 関係者明かす−−来夏 /兵庫

毎日新聞 2013年08月31日 地方版

 来夏の加古川市長選に民主党前衆院議員の岡田康裕氏(38)=10区=の立候補が検討されていることが関係者への取材で分かった。

 支持者らによると、岡田氏はこれまでに樽本庄一市長(72)と数度面談していて、国政の経験を地方行政に生かす意欲はあるとしている。

 岡田氏は東京大学卒でハーバード大大学院修士課程修了。09年衆院選で初当選し党税制調査会事務局次長などを歴任、事業仕分けを通じ永田町きっての財政通との評価を高めた。しかし、党逆風下の昨年12月の衆院選で落選。現在も加古川に住み活動している。

 30日、毎日新聞の取材に岡田氏は「現在、(市長選について)取材は受けられません。ゼロベースで今後を考えたい」と、明確な回答は留保した。このため、最終判断へ周囲の動向を見極めるとみられる。

 市長選へは、共産系市民団体の岸本勝氏(66)が6月に立候補を表明。ほかに地元経済界で立候補を模索する動きがある。一方、樽本市長の後援会では続投を求める意見が強い。【高橋一隆】

〔播磨・姫路版〕

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