[月刊チャージャー]

バックナンバー 2009年07月号
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【旅行】大切な人と行きたい旅案内 おいしい北海道で元気になる PART.2
 
浅原硝子製造所(小樽市)
伝統的な硝子工場で浮き玉作りを体験するのだ
浅原硝子製造所小樽といえばガラス! 最近じゃ「おみやげ」としてのガラスが人気だけど、そもそも、小樽でガラス工芸が発展したのは、ニシン漁で使うガラスの「浮き玉」を作っていたからとされている。その伝統を守りつつ、新しい伝統を生み出そうとしているのが、『浅原硝子製造所』だ。

運河近くで観光スポットとして有名な『北一硝子』も、もともとはこの浅原硝子から分かれた会社。いわば小樽硝子の聖地ともいえる工場なのだが、時代の波に飲まれて2005年にはいったん閉鎖。でも、湘南で働いていた四代目のご主人が帰郷して2007年に再興。現在はインテリアとしての浮き玉などを、リサイクルガラスを原料にして(これも創業以来の伝統なのだ)作り出している。

ご主人の浅原さんに教えてもらいつつ、自分でガラスを吹いて浮き玉作りを体験できると聞けば、やるしかない! 炉の中でどろどろに溶けたガラスを棒の先に付けて取り出す作業など、ちょいと危ないところは巧みにフォローしてくれる。塊だったガラスを息を吹き込んで膨らませるのは、大きめの風船を膨らませる感じ。溶けたガラスが垂れないように、棒を回しながらやるのがポイントだ。

数年前に「火事で焼けた」工場は、現在ビニールハウスになっている。工場近くの空き地には、原料になるガラスが積み上げられてたりして。飾り気はないが、サーファーだったりもするご主人のセンスと人柄を感じられる空間での体験は「伝統は現場で生まれてるんだ」ってことに気付かせてくれる。

さて、浮き玉作り体験のあとは小樽らしい海の幸でランチ。浅原さんが教えてくれた、鰊御殿という観光スポット近くの『青塚食堂』に行ったんだけど、コレがまたお値段手頃で美味い店。旅を楽しむためには、いい人との出会いがポイントだってことを痛感したのだった。

次のページは、「 店員さんとの会話を楽しみつつ北海道の幸をGETする」

浅原硝子製造所
小樽市天神1-13-20
TEL:0134-25-1415
公式サイト
もちろんおみやげのガラス工芸品も販売している。ガラスを溶かす炉の底に溜まったガラスの石を原料にしたペーパーウェイト『ガラスのソコヂカラ』(1890円※限定品)や『浮き玉キャンドル』(2850円〜)が人気。

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 2009.07 CONTENTS
20歳代漁師の「人生って?」(標準語訳)
竹原慎二のボコボコ相談室 Round.45
藤川ゆり議員に聞く/美人議員に何ができるのか?
儲けている人はどうやってるの?/原油価格の高騰→下落は必然だった?
「お金のもしも!?」Q&A/その備えが、ピンチをチャンスに変える?
大切な人と行きたい旅案内/おいしい北海道で元気になる
大物に成る為の小物/立派になって女性にモテまくりたい!
中古車選び/沙織のドキドキボディチェック
時東ぁみ/コスチュームを脱いだら、ムッチムチのメガネっ娘。
拝啓、エヴァ様。出逢わせてくれてありがとう
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