70 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日::03/04/16 06:51 昔NHKでやっていた「ひげよさらば」が後味ワルーでした。
子供向けの人形劇で、野良猫が一致団結して野良犬と戦う話です。
主人公の猫・ヨゴロウザが弱虫なんですが、
気まぐれな猫たちを団結させる理想を持つ猫・一文字と出会い、成長していく話です。
ほのぼのさわやかなお話で、クラスで人気があったのですが、
誰も私が見た第一話を信じてくれませんでした。
第一話では不気味な年老いた猫が、ヒゲがないのを馬鹿にされていて、
「ワシのヒゲが無くなったのはな…」と語るところから始まっていました。
あの物語は全部回想なんですよ。でも話自体が、先輩の一文字がヨゴロウザを鍛える
スポコンのような話だったので、第一話は夢だったのかな…と思い始めました。
クライマックスの猫と野良犬の戦いで、猫達は負けてしまいます。
それ以来元気をなくした一文字は、ある日相談があるとヨゴロウザ
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659 名前:1/2 投稿日::03/04/16 00:49 既出かもしれないけど映画 バーティカルリミット
駄文長文スマソ 以下あらすじ
主人公と妹は登山家で、今回どこぞの高山に妹が登ることになった。
スポンサーの若社長と、ベテランのインストラクターも同行する。
でも山頂付近で、雪の割れ目にはまって遭難しちゃう。
主人公は過去に、崖を上る途中で父親の犠牲で助かったことがあり
(ザイル?岩に打ち付けるやつが父親・主人公・妹 の重量に耐えられないため、兄妹を救うため父親は死を選んだ)
いままで登山することは拒んでいたが、妹を救うために一念発起、メンバーを募る。
結局、若社長の会社から、救出した折に報奨金が出るとのことで、
6名(このへんよく覚えていない)で救出に向かう。
山頂までのルートに詳しい登山家をなんとか説得し、案内役としてアドバイスを得ながら一同は登山を続けるのだが
途中、雪崩に巻き込まれたり、砕氷用のニトログリセリンが簡単な取り扱いミスで爆発したりで、
妹のいる山頂につくまでには半数が死亡。生き残ったのは案内役、主人公、看護資格をもった女。
つづきます
660 名前:2/2 投稿日::03/04/16 00:50
遭難している妹たちはというと、
インストラクターは肺血症ですでに弱り切っており、投薬しても助からない状況。
若社長は生き残るベストの選択として、無駄な投薬を無くすためにインストラクターを殺す。
そして、死体からチューブで上部へと血を送り出し、雪面が真っ赤に染め目印とし、
それが主人公たちの目にとまる。
急いで向かう主人公たちだが、ロープで救出中に雪面が割れ、救助は困難に。
そして、上から妹・主人公・案内役・若社長
の順でロープでつながれ、宙づりになってしまう。(妹はいなかったかも)
ここでも、4人分の重みにロープは耐えきれず、
ベストの選択として案内役は自分の腰にかかっているロープを切る。
深みに落ちていく案内役と若社長。
あとは無事、主人公・妹・看護資格をもった女が下山するわけですが・・・
目的は半分も達成できず、6人登って3人救出するはずが3人しか帰ってきてないし、
若社長は死んで報奨金も得られないし、死んだ奴らの死に様も間抜けで救いが無いため後味が悪かったです。
山の厳しさを表すにはよかったかもしれないけど・・・。
途中のアクションシーンはそれなりに迫力がありました。
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638 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日::03/04/15 12:01 ゴミ屋敷番組を見るたびに思い出すことがあるんだけど、
実家の近所にも似たような家があったのね。
そこが火事になって、消防やら消防団(←田舎だし)が駆けつけたんですわ。
で、消火作業はホース引っ張ったりして何とか出来たんだけど、
ゴミが邪魔して、肝心の救助作業が。
『熱いよ、熱いよ』
って家の中で叫ぶ子供の声を聞きながら、
結局その子供も(小学生くらいの子もいたはず)奥さんも助けられず揃って焼死。
(消防団に入ってる近所のオッサンは『今も夢に見るんじゃ』と言っていた。)
なのにDQN親父だけ生き残ったんです。
奥さんがいい人だっただけに、そりゃないよと近所でも話題になりました。
数週間後。
実父がその親父を励ます会に行って来たんです。
(行きたくないと言ってたが、近所の手前渋々参加。)
帰るなり、普段めちゃめちゃ温厚な父が激怒してた。
‥そのDQN親父。
自分がゴミ屋敷にしてた所為で家族が全員死亡したっていうのに、まったく反省の色ナシ。
今もその家(の跡)の前にはガラクタが積んであります。
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8
2 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日::03/04/14 03:47 既出だったらスマソ。後味の悪い映画「タイタス」 1/3
ローマの将軍タイタス(アンソニー・ホプキンス)はゴート族との戦いの末、勝利を得る。
戦利品としてローマに連れ帰ったゴート族の息子3人のうち、長男を鎮魂の生贄に指名する。
母親タモラは泣いて懇願するがタイタスは決まりだとしてこれを聞き入れず
タモラの目の前で手足を切り落とし、息絶えぬうちに焼き殺す。
ローマでは亡き皇帝の2人の息子、長男サターナイナスと弟バシアナスが皇帝の座を争っていた。
タイタスの勝利の凱旋に、バシアナスと民衆は彼こそが皇帝に相応しいと言う。
だがタイタスはこれを辞退、最も適任であるはずの
弟バシアナスを無視し、サターナイナスを新皇帝に推薦する。
晴れて皇帝になったサターナイナスは、バシアナスと将来を約束した
タイタスの娘ラヴィニアとの結婚を要求する。
タイタスはそれを承諾するがラヴィニアの兄が結婚を阻止しようとし、
タイタス自ら息子を処刑することを余儀なくされる。
サターナイナスは恥をかかされたとしてタモラを妃に迎えてしまう。
全ては、お堅く型に嵌ったタイタスの招いた出来事だった。
583 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日::03/04/14 03:49 2/3
ここからがタモラの復讐劇。
ある日ラヴィニアとバシアナスが林で狩をしていると、
タモラとその息子カイロン、ディミトリアスに遭遇してしまう。
ラヴィニアは最初こそ悪態をついていたが、恋人が殺されると
「どうか体だけは綺麗なままで」と泣いて懇願する。
しかしタモラはこれを聞き入れず
「さっきまで私のことを売女と嘲っていたでしょう、清純なお嬢さん。
でも今からは私の仲間よ、さぁヤッちまいな!!」
と言い放つ。(台詞うろ覚え)
ラヴィニアに襲い掛かる卑猥なカイロンとディミトリアス。
林にはラヴィニアの凄惨な悲鳴が響きわたる。
一方でタイタスの息子達に皇帝の弟殺しの罪が着せられる。
2人の息子を連行され、娘も行方不明で憔悴するタイタス一族。
そんな折、タイタスの弟マーカスが通り掛かった林で見た物は……。
585 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日::03/04/14 03:55 3/3
ボロボロの服をまとい
両腕を切り落とされ
その切り口に木の枝を刺され
両足を縛られ
切り株の上でフワリフワリと揺らめく狂女だった。
姪の変わり果てた姿に驚愕し走り寄るマーカス。
誰の仕業かを問う叔父に返事もせず、虚ろな瞳で宙を見つめるラヴィニア。
「なぜ何も言わない!?」
叫ぶ叔父に顔を向け大きく開いた口からは、おびただしい血が溢れ出す。
舌を抜かれていた。
そこへレイプ・シーンのフラッシュバック。
魂が抜けたように動かないラヴィニアの横で、
カイロンとディミトリアスは舌を切ろうと盛り上がる。
切り株の上で人形のように棒立ちになり、手を模した木の枝を振りかざし、
「ウー、ウー」と訴えかけるように唸る滑稽な姿の女の周りを
小学生のように囃し立て馬鹿にするカイロン達。
駄文なうえに冗長でスマソ。原作シェークスピアだが、最後までどっちもどっちな残虐復讐合戦。
見る人によっては一場面ごとにカタルシス、しかし自分は上記のシーンでギブ。
映像は美しいのだが。
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563 名前:545 投稿日::03/04/14 02:19 以前読んだ後味の悪い本の紹介
『偽原始人』(井上ひさし/新潮文庫)
あらすじ:
小学五年生の主人公は普段からふたりの塾仲間と遊んでばかりいて、
親が必死になって通わせている塾もサボっている。
というのも、学校の詰め込み教育や母親の過度の期待に対して
応えることの出来ない自分に気がついているからだ。
「塾に行っているフリ」をすることで母親に対して「親孝行」をする一方、
暗殺リストを作る(トップは母親)「遊び」によって精神のバランスを保っている。
そんな時限つきの微妙なバランスは、
塾に行っていないことが母親にバレることによってあっけなく終焉を迎える。
愛する息子に裏切られたと感じた母親は、激昂してスパルタで有名な家庭教師を雇い、
夏休みの間、主人公が家から一歩も出られないようにしてしまう。
体罰をよかれとする家庭教師から、日々厳しい勉強を強いられる主人公。
同時に悪友もまた同じ家庭教師に勉強を強いられ、地獄のような日々を送ることになる。
564 名前:545 投稿日::03/04/14 02:24
そんな生活についに耐えられなくなった主人公と悪友は共同で脱走を画策する。
計画は見事成功し、三人は家庭教師と家族からの逃避行を繰り返す。
そして電車に乗って遠くへ逃げようとする瀬戸際、
最後の最後で母親に名前を呼ばれた主人公は、「家出」という遊びを打ち破られ、
一気に現実に引き戻されることによって元の生活に戻ってしまう。
ここからがオチでもあり後味の悪いところ
もう打つ手もない、と思って諦めていた主人公たちは、
ふと以前立ち読みしていた本からヒントを得てそれを計画し、実行する。
手段は陽狂(精神病の詐病)。
気が狂ったフリをしてなんとか現状から逃げだそうとするが、病院に連れて行かれ、
医者と主人公たちだけで面と向かったところで結局見破られてしまう。
医者は「外から眺めているとここはなんとなく特別のところのような気がするかも知れないが、
実はここにも退屈な日常はあるのだ」と諭すが、
後に引くことの出来ない主人公たちはその場で本当に狂ってしまう。
俺の拙い要約では感じが出ないかも知れないけど、これはなかなかどうして傑作。
また、解説もかなり優れているのでオススメ。
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