欧州株(23日):下落、エネルギー株安い-週ベースは2週続落
8月30日(ブルームバーグ):30日の欧州株式 相場は下落。ユーロ圏で景況感が予想以上に改善したものの、石油・ガス銘柄が売られたことで相場全体が下げた。指標のストックス欧州600指数は週間ベースでの下げ幅を拡大した。
英BPと英蘭系ロイヤル・ダッチ・シェルが安い。英下院がシリアに対する軍事行動の動議を否決し、これを手掛かりに原油相場が下落したことが背景。オランダの電話会社ロイヤルKPNは3.4%安。同社を買収する案にKPNの独立基金が反対ならば、同案を撤回するとの方針をメキシコのアメリカ・モビルが示した。
ストックス欧州600指数 は前日比0.9%安の297.32と、7月17日以来の安値で終了。前週末比では2.4%下げ、2週続落となった。月初来では0.8%下落。
インベステック・アセット・マネジメントの投資ストラテジスト、マックス・キング氏は「短期的に、欧州株はやや上げ過ぎていた」とし、「ユーロ圏経済が横ばいからプラス成長に転じるとの見方に投資家が浮かれていることが懸念材料だ」と語った。
欧州連合(EU)の欧州委員会がこの日発表した8月のユーロ圏景況感指数は95.2と、先月の92.5を上回り、4カ月連続で改善した。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト26人の予想中央値は93.8だった。
30日の西欧市場ではギリシャを除く17カ国全てで主要株価指数が下落した。
原題:European Stocks Fall as Stoxx 600 Extends Weekly Loss; KPNSlips(抜粋)
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更新日時: 2013/08/31 01:59 JST