2013年02月08日 21時04分
緊急記者会見を開いた宍戸錠 (C)ORICON DD inc.
神妙な表情で語る宍戸 (C)ORICON DD inc.
現在はホテル暮らしだという (C)ORICON DD inc.
自宅全焼の宍戸錠が会見「家がないとつらい」 火災は「原因不明」で収束
今月4日に東京・世田谷区の自宅が火事で全焼した俳優・
宍戸錠(79)が8日、都内で緊急記者会見を開いた。宍戸は「燃やされちゃったのかなと思ったが、警察が調べて、“原因不明”になっちゃいました」と捜査が終了したことを報告した。
宍戸は今回の騒動に対し「非常にご迷惑をおかけし、心から申し訳なく思ってます」と謝罪。2010年に最愛の妻を亡くし、翌11年夏には愛犬のシェパードも死んで以降、一人きりで過ごしてきた家宅が無残な姿となり「家がないとつらいもんですね」と寂しさをにじませた。
かねてから不審な人物が敷地内に「歩いてた」として、放火の可能性を主張していた宍戸は「空き巣狙いの気もした。アルマーニの毛皮とかが燃えても、どこかに燃えカスが残るはずなのに、一切残ってない」と、“原因不明”という結果に疑念の目を向けるも「警察が捜査して、(不審者が)入ってねえなって感じもあった。納得はいってないけど、まぁいいや」と受け止めたという。
衣装や日活時代の縁の品、2010年に亡くなった最愛の妻が大事にしていた品々など、すべてが燃えたという宍戸は「銀製の時計が無くなったのがショック。けっこう高かったね〜。当時で1000万円以上した」としんみり。「これからはあまり高いものは買えないね。ユニクロ行って買います」と気丈に振る舞って笑いを誘い、かつてのトレードマークで、2001年に摘出した頬の詰め物も「あれは焼けてるな」とつぶやいた。
現在はホテル暮らしで「家を建て直す気はない」と今後もその生活を継続することを報告。日活時代の俳優仲間から激励のコメントや金銭の援助などもあったことを明かし「(吉永)小百合さんからはお手紙とお電話をいただいた。『気を落とさないで頑張ってください』と。結構、紙幣の方も入っててね。一生抱いてるね」と笑顔も見せていた。