ブックリスト登録機能を使うには ログインユーザー登録が必要です。
私の好きな言葉です 意味は…wikipediaで!!
第14話 大一大万大吉

1935年 3月23日 11時30分

とある皇居の一室

今日、皇居の一室に集まったのは陸海軍の上層部に各省庁の上層部、各議院の議員と議長が集まっている。

その中に陸軍の内閣総理大臣にもなった東條英機、マレーの虎こと山下奉文、沖縄戦の総司令官牛島満、

海軍は連合艦隊長官にもなる古賀峯一、予備役になるが海軍大臣になる米内光政、第一航空艦隊司令長官になる南雲忠一 等、更に山本の友人である吉田善吾が集まっているて席に着いている。

全員
「「「……………」」」ポカーン

あたご・イーグル
「「???」」

天皇
「うん?、どうした?」


「 ……いや、大物過ぎません?」

山本
「ほう、此処に集まってる物達は皆有名になるのか?」


「はい、僕達の未来の教科書に載る人もいます」

山本
「なるほど……しかし本当に言うんだな?
日本の歩んだ道を此処にいる全員が聞くと大変なことになるぞ?」

確かに此処に全員に何されるか護達は少し恐怖を感じていた……しかし


「確かに……でも今此処で言わなければ歴史通りの道に進むかそれ以上の結末が来るかもしれません……大丈夫です、批判されるのは慣れてますから」

山本
「そこまで言うのなら……どうなっても知らないぞ?」


「大丈夫です!!逆にドンっと来いです!!」ニコッ

そう言い右手を胸を1回叩いた。
そして………

天皇
「君達、そろそろ始めても良いかね?」

護・瑠奈・龍介
「「「あっ、はい大丈夫です」」」

天皇
「では始めよう……ゴホン、皆のものよく来てくれた、今日集まってもらったのは最近噂になっている未来から来た日本人に関してだ」

陛下はそう言い一室では騒ぎ始めた。

ザワザワ……ザワザワ

天皇
「静まれ!、…では早速紹介しよう、未来の日本から来た護君達だ」

護・瑠奈・龍介
「「「 こっ、こんにちは」」」ペコッ

護達は緊張しながらも挨拶をした後礼をした。

東條
「ほう、未来から来た割には普通の日本人だな」

山下
「確かに普通の一般人にも見えるな~」

吉田
「……山本、本当に未来から来た日本人なのか?」

するとまたザワザワとし始めた。


「皆さん、単刀直入に言います……10年後の8月15日に日本はアメリカに降伏します」

するとさっきまでザワついてた部屋が静まり返った。

「貴様ぁ、今なんと言った?」

すると陸軍の将校が護に質問した。


「10年後、アメリカと戦争をし敗北します」

「貴様ぁ、戯言を言うのも大概にしろ!!
我が陸軍がアメリカに負ける? ふざけるな!!そんな戯言誰が信用するか!」

「そうだ!!我が海軍にはバルチック艦隊を破った連合艦隊と30隻以上の艦艇があるのだぞ!アメリカごときに負けるはずがないだろう!」

陸海軍の将校がそう言った後、次々と護達を『非国民め!』『何が未来から来た日本人だ!』と批判する。

「貴様らはそう言って陛下を脅し軍と我が国を混乱させ日本を乗っ取るつもりだろ!!」

龍介
「ちっ、違います」

瑠奈
「そうです!、私達は……」

「うるさい!!、この非国民め!直ちに成敗してくれる!!」

そう言い陸海軍の将校達が護達をした、その時………

天皇
「止めぬかぁぁぁ~~!!!」

陛下の怒鳴り声でまた部屋は静まり返った。

「「「へっ、陛下?」」」

天皇
「お主達の妄言には聞き飽きた、日本を乗っとる? お主達こそ戯言を言うな!!」

「「「しっ、しかし……」」」

天皇
「確かに日本の未来を聞かされた時は朕は信じられなかった。 しかし、護君達が話している時の目や感情は本物だった」

そして陛下は懐から一枚の写真を取り出した。。

天皇
「そして此が護君達が未来から来た証拠の一部である」

「写真……ですか?」

「すごい…この写真色が着いているぞ!」

その言葉で部屋にいる全員が写真を見に集まってくる。

天皇
「それだけではない……護君、スマホ?とやらを見せてはもらえぬか?」


「は、はい分かりました」

そう言い護は胸ポケットからスマホを取り出した


「皆さん聞いて下さい、此は未来にある携帯電話です」

「その小さい箱みたいな物が?」

「どうやって連絡を取るんだ?」


「未来の世界では何処でも連絡可能なんですけど…こっちの世界では連絡出来ません、その代わり動画や音楽は聞けます」

そう言い護はスマホを操作しどの音楽を流すか探している。


「………(この時代に合う曲といえば……あった!此をダウンロードしていて良かった~)」

そう言いある曲を再生した。

♪♪~~~

万朶(ばんだ)の桜か襟の色 花は吉野に嵐吹く 大和男子(やまとおのこ)と生まれなば 散兵戔(さんぺいせん)の花と散れ

「こっ、これは歩兵の本領ではないか!」

「あの箱からどうやって?」

曲を再生すると陸海軍の将校と各省庁の上層部と各議院の議長も驚きを隠せなかった。

♪♪~~~

尺余の銃は武器ならず寸余の剣何かせん……

「知らずやここに二千年 鍛えきたえし大和魂」♪♪♪

すると一人が歌を歌うと次々と陸軍将校が歌い始めた。

「「「軍旗をまもる武士(もののふ)は すべてその数二十万 八十余か所にたむろして武装は解かじ夢にだも」」」♪♪♪

そして音楽が終わるまで陸軍将校は歌った。


「………(そして次はこれっと)」

護は次の曲を流した

♪♪~~~

守るも攻めるも黒鉄(くろがね)の 浮かべる城ぞ頼みなる……

「これはく軍艦行進曲ではないか!」

「このスマホというやつは凄いな!」

すると海軍将校はさっきと同様歌い始めた。

「「「真鉄(まがね)のその(ふね)日の本に 仇なす国を攻めよかし」」」♪♪♪

そして海軍将校も曲が終わるまで歌い続けた。


「どっ、どうでしたか?」

「確かに今の技術では作れないかも知れない」

「写真といい、スマホといい……凄い物を未来は作ったものだ」

部屋の中にいる全員は未来の技術力の凄さに感心した。

天皇
「ではお主達、護君達に言う事があるのでは?」

陛下がそう言うと部屋にいる全員が護達の方を向き謝った。

「「「先程は失礼な事を言ってしまい、申し訳御座いませんでした」」」ペコッ


「いえ、大丈夫ですよ」

瑠奈
「そうですよ、批判されるのはもう慣れっこです」

龍介
「そうですよ、だからもう頭を上げてください」

龍介の言葉を聞き全員は頭を上げた。

天皇
「ではお主達、護君達が未来から来たと信じるな

「「「はい」」」

部屋にいる全員が返事をした、その時一人の陸軍将校が手を上げた。

天皇
「うん?どうした?」

「未来から来たのであれば10年後、アメリカに降伏するその詳細を教えて欲しいのです」

その言葉で部屋にいる全員が『私も!』『教えて欲しいです!』

天皇
「分かった、護君達教えて欲しいのだが…」


「分かりました。……では皆さんアメリカと戦うのは1941年の12月8日、真珠湾攻撃から始まります」

そして護達は太平洋戦争開戦から終戦まで隅々まで話した。

真珠湾攻撃、マレー沖海戦、シンガポール・ジャワ・フィリピン・ビルマ(ミャンマー)・インドネシア等の勝利や占領の話を聞いて喜ぶ者がいたが……

ミッドウェー海戦で日本軍の大敗、ガタルカナル島・アッツ島等の日本軍の敗退・玉砕、マリアナ沖海戦の大敗、東京大空襲、沖縄戦、広島・長崎に原爆投下の話を聞いて怒る者、悔しむ者、そして泣く者も出てきた。


「……此が日本が歩んだ道です」

「くそ、アメリカめ罪のない民間人を…!!」

「しかも原爆を投下して何十万という人を殺しておきながら自分を正当化するとは!!」


「……確かに今でも許せない行為です」

すると護は語り始めた。


「しかし、その後の日本は精一杯努力をして荒れ地をたった60年後には大都会に変えて世界が羨む経済大国になったのです」

瑠奈
「それに未来の世界は日本を友と呼ぶ国がおれば感謝している国が沢山います」

「じゃあ私達が行った行為は間違ってはいないという事か?」


「………それは解りません、感謝している国がおれば逆に恨んでいる国もいます」

「そっそうか……」

護の言葉を聞いた議員は少し落ち込んだ

龍介
「しかし戦後に出来た自衛隊という組織はその防衛力と質を見てにほんとは戦いたくは無いと言っている国もあります」

「そっ、それは本当か!?」

龍介の言葉を聞いた海軍将校は聞き返した。

龍介
「そうです……では私が所属している航空自衛隊についてあるエピソードを教えます」

そして龍介は部屋にいる全員に航空自衛隊のあるエピソードの話を始めた。

それは………

アメリカと航空自衛隊の合同演習後、アメリカ誇るエリート達が口を揃えて「空自とだけは戦いたくない」と明言し、エリートのプライドを木っ端微塵に打ち砕かれて、再教育志願者が続出した っというエピソードだ。

龍介
「……というエピソードがあります」

「良い話しだ未来の日本はそれほど強いっというわけだな」

龍介
「他にもソ連空軍の有名な話で『日本の空自に対処する場合は、三機であたれ』があり、それ程日本のパイロットの練度は高いという事です、まぁ海自も陸自も同様です」

「うむ、それだけの防衛力があれば国民にも期待や感謝、歓迎されたりするだろう?」

アメリカやソ連等、欧米の列強諸国から警戒されれば国民は防衛力の期待や日本を守っている隊員を歓迎や歓迎されるはず と部屋にいる全員は思っていた。

しかし………


「確かにそうかもしれません…ですが私達…いえ自衛隊にいる全員はそんなことは思ってはいません」

護はそう言うと部屋にいる全員は少し驚いた。

「それは、何故かね?」


「……今から話すエピソードは、ある人が防衛大学校…陸軍大学校や海軍大学校に似ている大学校の卒業式で言ったエピソードです」

護はこのエピソードを隅々まで暗記していたので途切れる事なくエピソードを話した。

その内容は……


゛君達は自衛隊在職中、決して国民から感謝されたり、歓迎されること無く自衛隊を終わるかもしれない。
きっと非難とか誹謗ばかりの一生かもしれない。
御苦労だと思う。
しかし、自衛隊が国民から歓迎されちやほやされる事態とは、外国から攻撃されて国家存亡の時とか、災害派遣の時とか、国民が困窮し国家が混乱に直面している時だけなのだ。
言葉を換えれば君達が"日陰者"である時のほうが、国民や日本は幸せなのだ。
どうか、耐えてもらいたい。゛


昭和32年 2月 防衛大学校 第1回卒業式



「……と言う、防衛大学校の出身の人ならほとんど知っているエピソードです」

東條
「……質問がある、君達を含め自衛隊員全員は何を思って自衛隊にいる?」

そう言われ護達は何の躊躇無く口を揃えてこう言った。

護・瑠奈・龍介
「「「守りたい物を全力で守りたいと思ってます」」」

東條
「それは、国か?、国民か?もしくは親愛なる人達か?」

護・瑠奈・龍介
「「「その全てです!!」」」

護達はキッパリそう言うと、東條は「ふむ」と言い小声でこう言った……。

東條
「………守りたい人がいる…っか」ボソッ

護・瑠奈・龍介
「「「???」」」

東條
「私……いや我々陸軍は陛下の為ならばこの命を授けるつもりだった…」


「東條さん……」

東條
「しかし、君達のその思いを聞いてみると私にも守りたい物の一つや二つある……」

南雲
「私には妻がおる…妻を思って戦う気持ちはどんな物だろうな……」

東條と南雲が言い終わると陸海軍の将校達が『俺には妻と子供がおる…』『私は婚約した人がおる』等次々と呟き始めた。

吉田
「君達にも守りたい人達がいるのだろ?どんな人だ?」

吉田がそう言うと護達は守りたい人を言い始めた。


「私は弟と妹を守りたいと思っています」

吉田
「父親と母親は?」


「…………っ!!」

吉田
「……?どうした?」

そう言うと護は少し悲しいそうに口でこう言った。


「……私の父さんと母さんは中学卒業の式の時、交通事故で亡くなりました…」

瑠奈・龍介・あたご・イーグル
「「「……っ!!」」」

護にとって悲しい出来事がある。

護の中学卒業式、護の両親は先に家に帰宅途中、信号無視したトラックが護の両親と衝突し護の両親は帰らぬ身となってしまったのだ……

吉田
「すっすまぬ…思い出させてしまったな……」

吉田はそう言い護に深々と頭を下げた。


「良いですよ、そのお陰もあって自衛隊に進もうと思ったんですから」

護の両親の死後、妹と弟の悲しい姿を見て落ち込んでいた護はあるポスターを見る…それは自衛隊のポスターだった。

゛守りたい人を守ろう゛

そのポスターを見て護は妹と弟を守る為に自衛隊に入る決意をした。

そして護は旧日本海軍に憧れており、防大卒業後、海上自衛隊に入隊した。

吉田
「………君は強い人間だな」ボソッ


「???、吉田さん?」

吉田
「あぁ、いや何でもない……君は?」

そう言い今度瑠奈に質問した。

瑠奈
「私は……好きな人を守りたいと思っています」チラッ

そう言うと瑠奈は護に目を向けた。
しかし……


「うん?、どうした瑠奈?俺の何か付いとんのか?」

瑠奈
「はぁ~…いえ、何でもありません (やっぱり護さんは鈍感だなぁ~)」


「???(何や?俺なんかしたんか?)」

吉田
「ふむ……(なるほど…)、大変だが頑張れよ」

瑠奈
「はい、ありがとうございました (絶対、護さんを手に入れてみせる!!)」

吉田
「最後に君は?」

そして最後の龍介に質問をした。

龍介
「自分は仲間と家族を守りたいと思っています」

吉田
「成る程……私からして君はかなり国防意識があるね」

龍介
「……わかるのですか?」

吉田
「あぁ、私も軍人だ、相手の目を見ればすぐに解る」

龍介
「では、逆に吉田さんは何を守りたいですか?」

そう言い吉田は少し考えた後、真剣な眼差しでこう言った。

吉田
「私は君と同様、家族と親族だよ」

龍介
「そうなんですか……(やっぱり皆さんにも守りたい人がいるんですね)」

そう思ってる時、陛下が口を開き部屋にいる全員に質問をした。

天皇
「では、お主達に質問をする……お主達は護君達は未来から来たと認める事と陸軍と海軍は協力して珍と護君達と一緒に戦って欲しい」

「「「御意!!、守りたい人の為に力を尽くします!」

なんと陸海軍の上層部、各省庁の上層部、各議院の議員と議長が口を揃えて 返事をした。


「これで、より一層強くなりましたね」

天皇
「うむ、心が一つになれば恐れる事はない…っというわけか」


「そういうことです……では皆さん日本の力を世界に見せ付けましょう!!」

全員
「「「おう!!」」

そうして日本は更に強くなり日本のターンが始まった。


ご意見、ご感想又は御指南を宜しくお願いしますm(__)m
評価
ポイントを選んで「評価する」ボタンを押してください。

▼この作品の書き方はどうでしたか?(文法・文章評価)
1pt 2pt 3pt 4pt 5pt
▼物語(ストーリー)はどうでしたか?満足しましたか?(ストーリー評価)
1pt 2pt 3pt 4pt 5pt
  ※評価するにはログインしてください。
ついったーで読了宣言!
ついったー
― 感想を書く ―
⇒感想一覧を見る
名前:
▼良い点
▼悪い点
▼一言

1項目の入力から送信できます。
感想を書く場合の注意事項を必ずお読みください。


+注意+
・特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
・特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)
・作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。