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【茨城】地域の鉄路 生き残りへ出発進行 ひたちなかで第1回ローカル鉄道サミット
 地方の小規模鉄道の経営立て直しと沿線地域の活性化策を議論しようと、第一回「ローカル鉄道サミット」が二十四日、ひたちなか市の市民センターで開かれ、鉄道関係者や鉄道ファンら約二百五十人が詰めかけた。 会場ではパネルディスカッションが行われ、銚子電鉄(千葉県)の元社員向後功作さんは、経営危機のため販売を始めたぬれ煎餅が売れたことで話題を集めた事例を報告。由利高原鉄道(秋田県)の春田啓郎社長は「ローカル鉄道は地域の貴重な財産。地元や観光客の心をつかみ生き残らないといけない」と話した。 参加した東京都板橋区の会社員吉沢登さん(39)は「駅舎の花壇を沿線の人が世話をする由利高原鉄道の話は新鮮だった」と感心しきりだった。 サミットはひたちなか海浜鉄道が主催。ローカル鉄道を活用したまちづくりをテーマとした市民講座の開学イベントとして開催した。 同鉄道の吉田千秋社長は「サミットをきっかけに、ひたちなかやローカル鉄道がある地域を元気にしたい」と力を込めた。 PR情報 
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