産経新聞 8月28日(水)19時39分配信
JR東日本新潟支社の関森多市郎支社長は27日の定例会見で、平成27年春の北陸新幹線開業後の運行計画が決まっていない特急「北越」について、「(存続を求める)沿線自治体の要望は多数いただいた。都市間を結ぶアクセス特急のニーズはある。検討していく」と述べ、存続に含みを持たせた。
「北越」をめぐっては直江津(上越市)以西を運行するJR西日本が北陸新幹線開業後の廃止を示唆する一方、上越、北陸新幹線の間に位置し長岡(長岡市)、上越妙高(上越市)から遠い柏崎市などが存続を強く求めている。
JR東は、JR西や第三セクター「えちごトキめき鉄道」などとの協議を進める考え。ただ関森支社長は、老朽化した北越について「新型車両に置き換える予定はない」とも述べた。
最終更新:8月28日(水)19時39分