復興を問う:東日本大震災 第1部・自立への模索/4 「自然」生かして集客
毎日新聞 2013年08月27日 東京朝刊
同NPOは東北大などの協力を得て、震災による自然環境の変化を調査中。これと並行して「ログハウス風のキャビンを建てたり、津波で生まれた干潟にカフェを作ったりして、漁業体験との連携も考えたい」と構想を練る。屋久島でネーチャーガイドを務めた経験も持ち、ガイドの養成にも取り組んでいる。
菅原昭彦さんもこうした活動に注目する。三陸の新たな観光戦略推進に向け7月に設立された一般社団法人「リアス観光創造プラットフォーム」理事長に就いた。「気仙沼は資源を生かせず観光地として『三流』だった。これならどこにも負けないというものを持たなければ」【井田純】=つづく