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【モータースポーツ】

【WGP】マルケス、ルーキー初の年間5勝 「ロレンソとのバトル最高に面白かった」

2013年8月27日 9時39分

マルケス(左)がペドロサの追撃を抑えてゴールした(カメラ=遠藤智)

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 【ブルノサーキット(チェコ)遠藤智】ロードレース世界選手権(WGP)第11戦チェコGPは25日、当地で各クラスの予選を行い、モトGPはマルク・マルケス(ホンダ)がルーキーとしてはグランプリ史上初のシーズン5勝を達成、デビューシーズンでのタイトル獲得に大きく前進した。予選は3番手だったが、前戦インディアナポリスGP同様にレース中盤までトップ集団の中でタイヤをセーブ、後半、ペースを上げて優勝した。CRTの青山博一(FTR)は14位で、2戦連続でポイントを獲得した。

 夏休みをはさんで破竹の4連勝を飾ったマルケスが、またしても後輩に抜かれてぼうぜんとするダニ・ペドロサ(ホンダ)とホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)を横目に喜びを爆発させた。

 「インディアナポリスの優勝もうれしかったけれど、ブルノの優勝は格別。サーキットのキャラクターも違うし、決して得意ではなかった。ヤマハの2人はブルノでテストしていたし、ダニは去年優勝している。とても勝てるとは思っていなかった。それがダニとロレンソと優勝争いができた。ロレンソとのバトルは最高に面白かった」

 20歳のマルケスは、史上最年少記録を次々にブレークしてきた。今大会はグランプリ史上初のルーキーの年間5勝目の大記録を打ち立てた。前戦インディアナポリスでマルケスに負けたロレンソとペドロサは体調が不十分ではないという言い訳もあったが、今回はともにアドバンテージのあるサーキットでの敗戦だけに言葉も少なかった。

 もう、押しも押されもせぬトップライダー。ちゃめっ気は相変わらずだが、表彰台に立つ姿は威風堂々だ。

 

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