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【モータースポーツ】

【INDY】琢磨、2度ぶつけられ67周リタイア

2013年8月27日 1時28分

第15戦ソノマ決勝

レイホールにぶつけられて修理する琢磨のマシン。このあと再び被害に遭った(カメラ=松本浩明)

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 【ソノマレースウェイ(米カリフォルニア州)天野雅彦】インディカー第15戦は25日、当地で決勝を行い、復調気配を感じさせた佐藤琢磨(AJフォイト)は得意のスタートで順位を上げたが、2度もぶつけられる最悪の展開となり、23位扱いの67周リタイアとなった。レースは8番グリッドのウィル・パワー(ペンスキー)が逆転で今季初勝利を挙げたものの、レースをリードしたスコット・ディクソン(チップガナシ)が微妙な裁定でペナルティーを科せられ、後味の悪い結末となった。

 2度も他車にぶつけられてレースを終えた琢磨の表情はさすがにさえない。「最初はスピンしたグラハム(レイホール)が突然目の前に戻ってきて、逃げ場がなかった。最後はチャーリー(キンボール)がいきなり突っ込んできた。あれはどういう事情だったのか、全く分からない」。怒りを通り越し、あきれているようだった。

 レース序盤は琢磨らしい展開だった。スタートで2つポジションを上げて11番手、13周目には9番手まで浮上した。が、20周目にG・レイホールから当てられてフロントサスペンションを壊し、長時間をかけて修復してデータ取りのためコースに復帰したが、最後はリスタート中に真後ろを向いて止まっていたC・キンボール(チップガナシ)がいきなり琢磨めがけて突っ込んできたのだ。

 「来週は得意なボルティモア。気持ちを切り替え、勝ちにいきます」。勇ましい言葉で締めくくった琢磨だが、その肩はがっくりと落ちていた。

 

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