2013.8.31 05:04(2/3ページ)

鳥谷3タコ&西岡ズッコケ…虎将オーダー空回り

初の4番も無安打に終わった鳥谷

初の4番も無安打に終わった鳥谷【拡大】

 スタメン発表でスタンドがどよめいた。天候不順がタクトに憑依したかのようだった。和田監督は、第91代4番・鳥谷を指名。そして、上本を二塁で起用するために西岡を三塁でスタメン出場した。はまれば和田采配が的中となったが、プロの世界は結果がすべて。大迷走といわれても仕方がない。

 「鳥谷の能力からすれば(4番として)もっとできるんじゃないか、と。つなぎ役に徹するところがあるので(走者を)返す方をね。それができる選手だから」

 チームのために…という思いが強すぎる鳥谷の本来の実力を引き出そうとしたが、空回り。

 4月7日の広島戦(マツダ)から105試合連続で4番を守ってきたマートンを3番に“降格”。前カードの巨人3連戦(東京D)で11打数3安打(打率・273)、2本塁打、2打点だったにも関わらず“外した”。鳥谷はプロ10年目で初の4番。就任1年目の2012年3月15日のオープン戦、DeNA戦(横浜)で1試合テストしたが、このタイミングでなぜ!?

 さらに、西岡もロッテ、メジャー時代を通じて1軍では初体験だった。和田監督は「(三塁の)練習はノックなどで受けてきたし、上本が入るときに、どの布陣がいいかということ」と二塁・上本を最優先に考えたことを明かした。

 2人の結果は…。

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