2013年08月24日

福島、蛍池、鴻池新田、なんば

/サブウェイにてモーニングセット/うどん賛く@福島(大阪府大阪市福島区)にてあげ揚げ天中華/烈志笑魚油 麺香房 三く@福島(大阪府大阪市福島区)にて冷し魚/みつか坊主@蛍池(大阪府豊中市)にて京都の赤味噌/麺や而今@鴻池新田(大阪府大東市)にて魚貝三獸士つけ麺/ブラザーズカフェ/

 カプセルホテルで習慣的に6時に目が覚めて、今日は大阪府内をぐるっとするだけなのでもう一度横になります。
 目を閉じてはみたものの寝坊が怖いし、年寄りは二度寝が出来ないので、部屋を出てシャワーを浴び、身支度。
 外の天気が全く伺い知れないのでアイフォーンでチェックすると雨、傘を片手にチェックアウト、ホントに雨だ。

 何か食べようと御堂筋を見渡しても大手全国チェーン店のハンバーガーショップしか見つからず。

 通りを渡って辺りを探すも同様、5分歩けば何とかなったのに雨に阻まれてサブウェイ
 モーニングセット290円、ツナセットにしました。
 2階のカウンター席はWIFIがバッチリで、電源コンセントも用意してあるので、パソコンを広げて仕事(趣味?)をされている方が数人、オレも人のことは言えない。

 この、心斎橋と四つ橋も近い場所から、新福島と福島も近い場所へ移動するのに、多少の徒歩を伴っても一番安い経路はどれなのだろう。

 梅田、北新地あたりでどうしても乗り換えなければならないので、地下鉄初乗り+JR初乗りの運賃が最低電車代となるのだろうか。
 しかしして四つ橋から西梅田、北新地から新福島と乗り継ぎ、雨の中をうどん賛く@福島(大阪府大阪市福島区)、外待ちこそありませんがひっきりなしにお客さんが出入りしています。
 つい1時間ほど前に何か食べたような気がしたけど、まあ、気のせいだろう。
 お昼に行く予定にしているラーメン屋の別ブランドのうどん屋さん、東京でもセカンドブランドとしてお蕎麦屋さんをやっているラーメン屋さんもあることでしょう。

 7時から10時、11時からお昼過ぎの明るいウチだけの営業時間、メニューはうどんだけと思ったら天中華があるじゃないか。
 初訪のうどん屋でいきなり天中華もどうかと思ったけど、まあ、誰も私にうどんを期待してはいないだろうし。
 券売機で食券を買って配膳場に置き、空いている席を見つけて座り、お冷やを飲みながら出来上がりを待ちます。
 店内はゆったりした構成で、間を仕切ったカウンター席、壁向きのカウンター席、奥はテーブルが8席ほど用意されていて6人の若者が明らかにオールあけのテンションで盛り上がっていまいした。
 私が食べている時に帰っていきましたが、綺麗にテーブルを片付け、椅子も仕舞ってあり、大阪の若者は礼儀正しいなぁと思いました。

 それにひきかえ、東京の若者は、、、と思っているとあげ揚げ天中華300円、薬味ネギ、七味唐辛子、天かすは盛り放題ですので、遠慮無く。
 改めて天中華について説明するほどではありませんので各自調べてもらうとして、讃くの天中華はおあげ(油揚げ)を天ぷらにしてラーメンに乗せてあるタイプ。
 スープはうどん汁、いりこなどを使った薄いけれども旨みシッカリの味わい、縮れた細麺を合わせてあります。
 おあげは甘く仕上げてあって、甘味さえ感じるうどん汁と合わせて食べるとどんなに眠い身体も起きてしまう味わい、個人的にはかなり厳しい。

 スタンダードで大根おろしが乗っているけど甘さには勝てず、というか、甘さを助長するほど、個人的にはさらに厳しい。
 食べているときに他のお客さんを見るとはなし見ていると、ドンブリや箸を店内に用意された洗い場で洗って袋に入れて持ち帰ろうとするお客さんが、、、、ってこれは讃岐でうどんを食べる人達の常識ですね。
 マイ丼とマイ箸を持ってうどん屋に行くのは、うどん好きなら当たり前のことなんですね(ラーメン好きの私もやってみたいが)。
 スルッと食べてしまってご馳走様、ああ、美味しかった。

 お店を出てもまだ雨が降っているし、とまあ、ここまではいいとして。
 開店時間まで余裕があり過ぎるけどもう一杯コーヒーというのも疲れてしまう。
 どうすることも出来ずに福島駅改札そばの公衆電話跡のテーブルに腰掛けて時間まで待ちました。

 大阪でトップクラスの人気店なので、開店待ちで出遅れると悲しい気分になってしまうので一時間前にお店に行くも、まだ早かったみたい。

 何をするわけでもなく店先をぶらぶらして待っていると、いきなり「おはようございまーす。(ご来店)ありがとうございまーす。」と大きな花柄のワンピースがよく似合う女性が挨拶してきます。
 「おはようございます」と何とか声を絞り出して挨拶、この女性が噂に聞く美人女将さんか、ラーメン屋で働かせておくにはもったいない器量じゃないですか。
 烈志笑魚油 麺香房 三く(れっししょうゆめんこうぼうさんく)@福島(大阪府大阪市福島区)、「三く」は「サンクス」から命名されたとのこと。

 しばらく待っていると1人、2人とお客さんが集まりだしたので、数人見送ってその後ろに並びます。
 初訪だけど限定メニュー、先の女将さんが店の制服に着替えての接客、口頭でオーダーを聞いて限定数分のプラ券を店外で渡していました。
 店内に入ると、オーディオショップの試聴室のような重低音を効かせたクラッシックが響き渡り、それでいてきっちり高音も響く。
 何がなんだか分からないまま音のする方へ目を向けると真空管アンプ、今の若い人は真空管を見たこともその存在意義も分からないんじゃないかな。

 の素晴らしい音楽に浸りながら、厨房から「いらっしゃいませ」とぶっとい手を差し出してきた店主さん、人の縁とはなんとも奇妙なものです。
 券売機で食券を買って15席カウンター席の真ん中へ座り、食券を女将さんに渡して、しばし音楽に浸ります。
 もうさ、このままこの音楽を聴いているだけで充分なのですけどね、そうもいかないのですね。

 先に肉冷しの限定メニューを提供し終わってからの、冷し魚1000円、提供数はその日によって違うみたいですけど、今日は確か5食でした。
 これまで色々なラーメンを食べてきましたが、これはラーメンですか、ああ、ラーメンですか。
 涼しげなガラスの平皿に鱧の落としと鰹の刺身って小料理屋の盛り合わせですか、カツオにはちゃんとおろし生姜が添えられているし、これはラーメンですか。
 泉州水菜を始めとして数え切れないほどの夏野菜、見たことも食べたこともない野菜も盛りつけてあり、その一つ一つを撮影し、その一つ一つを説明したらそれで紙面が尽きてしまいそう。

 野菜だけではなくはなびらたけも乗せられていて、どの一品もとても美味しい、この盛り付けでこの値段は絶対におかしい。
 しばらく野菜を食べると麺、麺は大阪で出会えるとは夢にも思わない西山製麺、関東で西山製麺と言えば熱々の味噌ラーメンなのに。
 ボディのしっかりした10年ものの赤ワインか、純米吟醸酒を合わせたいところ、ラーメン屋なのでそうはいかず。
 いやぁ、すんごいラーメン食べちゃったよ、てか、ラーメンなのか、美味しさというか旨さも飛び抜けていてどう表現したらいいのか分からない。

 食べ終わってご馳走様と店主さんにお声掛けしたら、厨房をぐるっと回って客席まで挨拶に来てくださり、そこまでして下さらなくてもと恐縮しながらラーメンの感想を伝えると、「お一人ですか」と聞かれ。
 なんだか分からないまま店外に出ると、店主さんも出てきて下さり、喋る喋る、聞く聞くと盛り上がってしまい。
 そのまま10分、20分、30分、ラーメンも凄いけど店主さんも凄いな、大阪にはこんなに凄い店があるのか、大阪に来たら絶対に立ち寄りたいお店が2軒になってしまった。

 いったん大阪、というか、梅田に戻って阪急で北を目指します。
 世の中の全ての電車を見たワケじゃないけど、この小豆色の車両が一番のお気に入り。
 子供が全て巣立ってしまったら、この小豆色の電車に毎日乗れる土地に移り住みたいな。
 で、初めて降りた蛍池駅、しばらく線路沿いの坂を下り、最初の広い道を右に曲がってしばらく歩きます。

 徒歩10分ほどでみつか坊主@蛍池(大阪府豊中市)ホームページ)、今年の1月に開催されたラーメン進年会で名刺交換させていただいた店主さんのお店に訪問するシリーズ、半年掛かってこれにて完了。
 ていうか、東京で名刺交換して「是非、お店に来て下さい」って言われて、わざわざ大阪まで行く人ってどのくらいいるのかな。
 店先でしばらく待ってから店内へ、よく分からないけど右半分は後から継ぎ足したような感じ(後から増床した位置に厨房を新設するのは考えにくい)、全部で20席以上ありますか。

 カウンター席に座ってメニューを手にとって厨房を眺めると、男性店員さんが三人働いていて、どなたか店長さんか分からないので女性店員さんに聞いてしまいました(情けない)。
 店主さんは全身で前に出るタイプではなく、見た目は物静か、それでいて熱いハートをずっと燃えたぎらせているタイプ、寡黙なラーメン職人という感じ。
 メニューを見ると白味噌、赤味噌、辛味噌から始まる味噌ラーメン専門店、麺もスープに合わせて何種類も用意されています。

 限定メニューも何種類かあって、どれも写真付きで紹介されていることもあって美味しそう、悩みに悩んでオーダー。
 一人客、家族連れ、友達同士と多種多様なお客さんが混在しているとても和やかな雰囲気の店内、ゆっくりしてしまいますね。
 店主さんは私のことをしっかりと覚えてらして、だからといって大きなアクションで迎えるわけではなく、店内のオペレーションと役割をそれとなく調整されて、他のお客さんに迷惑がかからないように私のラーメンを配膳するというさり気ない気遣い。

 京都の赤味噌850円、山間の美しさを表現されたかのようなステキな丼に盛り付けられています。
 今風の流行っている味噌ラーメンのスープは、もう、殆どが濃厚で熱々で、私のような年寄りにはキツいのですが、みつか坊主のは味噌汁タイプで温度も常識的な範囲です。
 スープのベースは魚介と節系で、ますます味噌汁のすっきりと味わえる美味しさ、ここまで食べに来た甲斐がありました。
 理由はよく分かりませんが京都で食べているかに感じる、寝屋川にある池村製麺所の細麺、味噌の味わいを邪魔しないよう、それでいてしっかりと自己主張する美味しい麺です。

 トッピングにはチャーシュー数枚、メンマではない筍が二枚、水菜、ミョウガ、ミョウガは水菜と共に極細く切りそろえられ、あくまでもスープの引き立て役、スープとの相性はバツグン。
 気が付いたら食べ終わっていました、ああ、美味しかった、ご馳走様です。
 さて、会計とレジに向かうとすっと店主さんがいらっしゃるし、ラーメンが美味しいのは当たり前ですが、この店の一番のウリはこの気遣いなのでしょう。

 蛍池駅近くのコーヒーショップで休憩しつつ今後の作戦を練ります。
 ラーメン修業で地方に出掛ける場合は、電車の便やお店の営業時間を調べるだけ調べ尽く、どの順番でどの店を回るかの予定を立てていますが、今回はほぼ無計画、その無計画性のおかげで福島のお店にも行かれたわけですが。
 夜の飲み会まで時間があるので、映画でも観てしまおうかと探したけれどもタイミング的にちょうどいいのが無くて、それならば明日行こうと思っていたお店に今日行くか。

 いったん梅田まで戻って大好きな小豆色の車両とお別れし、環状線、学研都市線で鴻池新田まで。
 駅から歩いて5分ほどで麺や而今@鴻池新田(大阪府大東市)ホームページ)、開店一時間前では私一人でしたが、時々店主さんが出てきて下さって話し相手になって下さり、15分前には後客ずらりと関東圏以外の名店らしい開店前の情景です。

 以前は店先にメニューがあったような気がしましたが、まま、いいかと定刻になって店内へ。
 前回と同じカウンター席に座り、お冷やを飲みながらメニューを見るとつけめんがあったので、店長さんに「つけ麺博に出すのとどう違うの」と聞くと「つけ麺博仕様です」と言われたので、それで。
 ラーメンが出来上がるまではつけ麺博の話、地方の何のツテもないラーメン屋が都心で開催されるイベントに出店する場合、スープをどうやって焚くか、食材をどうやって確保するのか。

 ラーメン屋さんにしてみれば当たり前のことでも私は興味津々でお聞きしたら、笑い話含め、幾ら時間があっても足りないほど。
 そんな方法は裏技でもなんでもなくてごく普通のことなのでしょうけど、よく考えれば脈々と人脈を築いてきたからこその手段ではないでしょうか。

 して、魚貝三獸士つけ麺780円、ぴかぴかに輝いたつけ麺が運ばれてきました。
 先ずは箸につけ汁を付けて味見してみると、きっちりと魚介を効かせてはありますが粘度は抑えめ、関東人では好みが分かれるところですが日本人の私にはぴったりと嵌る美味しさ。
 まさか俺の好みに合わせて味を調整されたのかな、んなわけないか。
 つけ汁には茹でた青菜とかメンマとか刻みネギとか植物系をこちらにまとめた感じ、その一つ一つがとても美味しいなぁ。
 全粒粉入りかと思われる綺麗に揃えられた細麺はざらっとした麺肌で、つけ汁に緩やかに絡みつき、これまた美味しい。

 麺皿ではない麺丼にはチャーシューが2枚、巻きバラ豚肉と合鴨、「三獣士」の「三」の意味を聞き忘れてしまいましたが、豚と鴨とあと一つは何だろう。
 お代わりしたくなるほどの美味しさで食べ終わってスープ割りをお願いしようとしたら、「こちら、お好みで」と保温ポットを渡されました。
 単にスープを温め直すだけではない割りスープ、スルッと食べてしまってご馳走様でした。
 ラーメンを食べ終わってからは、そのつけ麺博の出店抽選会に上京したときの話、中でもさぶちゃん@神保町の話にお腹を抱えて笑ってしまいました(ラーメンを食べ終わっていて良かったです)。 

 鴻池新田からなんばまでどうやって行ったらいいのかと悩むのは、東京以上に行き方があるからで、まあ、悩むというのはどのルートを通っても大した違いが無いからで。
 なんばCITY内を隅から隅まで探し回って、郵便局の裏手にあったブラザーズカフェ、やっと来られました。
 この世の中からスイーツなんて無くなってしまっても全く困らないほど非甘党なので、こんな店には一生来ないと思っていましたが、友達に会いに。
 テラス席で盛り上がっている友達に挨拶し、店内席で盛り上がっている友達にも挨拶し、知り合いの店員さんにも挨拶して、料理を受け取ってテラス席へ。

 いつの間にか大阪にもこんなに知り合いが出来てしまって、一体全体どうしたらいいだろうか。
 で、この日もまた新しい知り合いが。
 ミクシィが全盛だった頃は、ネットで繋がりたくても匿名のSNSでは色々とお互いやりにくかったし、ネットはネット、リアルはリアルという線引きがありましたね。
 今はフェイスブック、本名(本当に本名かどうかはその人の考え方次第)で繋がるので、リアルの延長がネット、ネットの延長がリアル、の考え方の私はとても楽。
 逆にフェイスブックをやっていない人とは非常に繋がりにくいけど、それはそれで考え方次第。

 この日はとあるキムチ屋さん、とある製麺屋さん、そしてラーメン情報発信側の人と新しく友達になれました。
 1回会ってお喋りをしたくらいではあっという間に忘れてしまうけど、その後、フェイスブックを通じて日頃のやりとりが継続できるのが嬉しい。
 キムチ屋さんとは、数年前から売り出しているキムチトマト(プチトマトのキムチ漬け)を頂き、既に何軒か置いてあるお店を教えていただき、ネット販売の準備中という。
 東京で流行らないかなぁ、なんとか流行らせたいなあ。

 ホテルまで歩いて帰れる(はず)なので、終電を気にしなくて飲めるのはとても気が楽。
 だけど私以外はみんな終電で帰るので、最後にオーナーさんにご挨拶して退店、とても楽しい会をありがとうございました。

posted by ふらわ at 00:00| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
ブログをじっくり読んでみたらよく分かりましたよ。
要はあなたはネット内やSNS、ブログを通じての出会いの為には
「中本の常連」って言う看板が欲しいんだね。

そういう感覚って、一般の中本ファンや普通の常連にとっては
本当に不快感で一杯です。
赤の中本のTシャツを着てよそのラーメン店でカメラを構えて、、
中本常連として気分が悪いです。
Posted by 昔からの中本常連 at 2013年08月29日 23:00
昔からの中本常連さん

 コメントありがとうございます。
 出会いのために「中本の常連」という看板。。。。勉強になります。

 中本常連として気分が悪い、ですか。
 私は中本常連じゃないので気分がいいです。
Posted by ふらわ at 2013年08月30日 02:04
> 6人の若者が明らかにオール あけのテンションで盛り上がっていまいした。 私が食べている時に帰っていきましたが、綺麗に テーブルを片付け、椅子も仕舞ってあり、大阪の若 者は礼儀正しいなぁ

貴兄も見習ったら!!!!!!!
Posted by Takashiiiiiii at 2013年08月30日 21:15
Takashiiiiiiiさん

 コメントありがとうございます。
 50歳を超えてのオールは無理でつ(ToT)
Posted by ふらわ at 2013年08月31日 00:06
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