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北朝鮮 米韓と関係改善に意欲8月29日 13時39分
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北朝鮮は29日、アメリカと韓国が行っている合同軍事演習を非難する一方で、「われわれは、さまざまな建設的かつ果敢な平和的措置を慎重に検討している」と強調し、米韓両国との関係改善に意欲を示しました。
北朝鮮の国防委員会は29日、報道官の談話を発表し、この中でアメリカと韓国が30日までの予定で行っている合同軍事演習について、「危険千万な戦争騒ぎを演出している」と非難しました。
その一方で、談話では「われわれは、さまざまな建設的かつ果敢な平和的措置を慎重に検討している。冷戦時代の遺物である敵対的な考え方と南北の対決政策に終止符を打つ時が来た」と強調しました。
談話は、「さまざまな平和的措置」が具体的に何を指すのかは明らかにしていませんが、北朝鮮は、このところ挑発的な言動を控えています。
韓国との間では、ケソン工業団地の操業再開や南北の離散家族が3年ぶりに再会することで合意したほか、北朝鮮が拘束しているアメリカ人の釈放を巡って30日、アメリカのキング特使の訪問を受け入れるなど、相次いで柔軟姿勢を打ち出しました。
北朝鮮としては、29日の談話を通じて、米韓両国との関係改善の意欲をアピールしてアメリカとの直接協議の再開に向けた環境づくりを急ぎたい思惑があるとみられます。
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