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日本人遺骨埋葬地 「北朝鮮に70か所」8月29日 6時13分
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終戦直後の混乱の中で、現在の北朝鮮に当たる地域で死亡した日本人の遺骨に関して、調査のために北朝鮮を訪れている日本の研究者は、遺骨の埋葬地は70か所ほどに上るという見方を明らかにしました。
これは、北朝鮮を訪れている京都大学の水野直樹教授らが28日、ピョンヤンで北朝鮮社会科学院の研究者たちと話し合ったあと明らかにしたものです。
それによりますと、これまで日本国内で見つかった資料などによれば、終戦直後に現在の北朝鮮に当たる地域で死亡した日本人の遺骨の埋葬地は、70か所ほどに上るということです。
しかし、これまでに北朝鮮側が確認したのはこのうち数か所だけで、水野教授は、日本と北朝鮮が共同で調査する必要があると指摘しました。
また、北朝鮮社会科学院のチョ・ヒスン歴史研究所長も「埋葬された当時を知るわが国の人たちが亡くなる前に確認作業を進めなければならい」と述べ、日本との調査に期待を示しました。
水野教授らはこの日、ピョンヤンにある日本人の埋葬地3か所を訪れ、北朝鮮側の説明と日本から持ってきた資料とを照らし合わせて、遺骨が埋葬された状況を確認しました。
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