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米国人の釈放求め特使を北朝鮮に派遣へ
8月28日 10時54分

アメリカ政府は、北朝鮮が身柄を拘束したあと、体調を崩して入院している韓国系アメリカ人の釈放を求めるため、北朝鮮の人権問題担当特使を今月30日にピョンヤンに派遣すると発表しました。

北朝鮮では、去年11月、北東部にある経済特区のラソンに観光目的で入国した韓国系アメリカ人のペ・ジュノ氏が「敵対犯罪を行った」として当局に拘束され、ことし4月に15年の強制労働を科す判決を言い渡されています。
ペ氏は現在、体調を崩して入院しており、アメリカ政府はこれまで人道的見地から恩赦によって釈放するよう繰り返し求めてきました。
これに関連してアメリカ国務省は27日、北朝鮮の人権問題を担当するキング特使を今月30日に北朝鮮のピョンヤンに派遣し、ペ氏の釈放に向けて交渉すると発表しました。
キング特使は、28日から29日にかけて日本を訪れ、政府の拉致対策本部や外務省の幹部と会談したあと、アメリカに帰国する予定でしたが、急きょ予定を変更し、北朝鮮を訪問することになりました。
キング特使は、おととしにも北朝鮮を訪問し、このときは、拘束されていたアメリカ人男性が釈放されています。
ホワイトハウスのカーニー報道官は27日、「ペ氏がキング特使と共に家族のもとに戻れるよう求める」とする声明を発表し、改めて釈放を求めました。

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