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中国の武大偉特別代表 北朝鮮訪問8月26日 21時17分
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中国政府で朝鮮半島問題を担当する武大偉特別代表が、26日、北朝鮮を訪問し、核問題を巡る6か国協議が始まって、27日で10年となるのに合わせて、5年近く中断したままの協議の再開などについて意見を交わすものとみられます。
北朝鮮の国営テレビによりますと、中国政府で朝鮮半島問題を担当する武大偉特別代表は、26日、ピョンヤンに到着し、空港で北朝鮮外務省のチェ・ソニアメリカ局副局長の出迎えを受けました。
訪問の目的や日程などは明らかにされていませんが、武大偉特別代表は、北朝鮮の核問題を巡る6か国協議の議長を務めており、その6か国協議が始まって、27日でちょうど10年となるタイミングでの訪朝となります。
このため、武大偉特別代表としては、北朝鮮との間で、こう着状態にある核問題や、5年近く中断したままの6か国協議の早期再開について意見を交わすものとみられます。
中朝間では、先月、朝鮮戦争の休戦60年に合わせて北朝鮮を訪問した中国の李源潮国家副主席が、キム・ジョンウン第1書記との会談で、朝鮮半島の非核化のプロセスを進めるため、6か国協議を早期に再開する必要性を強調したのに対し、キム第1書記は、協議再開に向けた中国の努力を支持すると表明しました。
北朝鮮側は6か国協議の枠内でアメリカとの直接協議の実現を目指す姿勢を崩しておらず、武大偉特別代表が今回の訪問でどこまで柔軟な姿勢を引き出すことができるのかが焦点となります。
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