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ASEAN拡大国防相会議 シリア協議へ8月29日 5時11分
ASEAN=東南アジア諸国連合に、日本、アメリカ、中国など8か国が加わるASEAN拡大国防相会議が29日、ブルネイで行われ、緊迫するシリア情勢についても意見が交わされる見通しです。
ブルネイで29日に行われるASEAN拡大国防相会議は、東南アジア10か国に日本やアメリカ、中国など8か国が加わって3年ごとに行われているもので、今回が2回目です。
このうち、アジアを重視する政策を掲げるアメリカは、ヘーゲル国防長官が出席し、この地域で存在感を増す中国に対抗して、アメリカの影響力強化を図りたい意向です。
ただ、今回の国防相会議では、中国による海洋進出など、アジア地域の安全保障問題に加えて、アメリカなどが検討を進めているシリアへの軍事介入についても意見が交わされる見通しです。
インドネシアのプルノモ国防相は28日、シリアへの軍事介入について「現在行われている国連の調査の結果を待つべきだ」と述べて、アメリカに国連の現地調査の結果を待って慎重に対応すべきだとの考えを伝えています。
ASEAN拡大国防相会議には、アメリカによる軍事介入に反対するロシアや中国も参加することから、シリア情勢を巡ってどのようなやり取りが交わされるのか注目が集まっています。
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