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アメリカとフィリピン 新軍事協定推進で一致
8月30日 21時4分

フィリピンを訪れているアメリカのヘーゲル国防長官は、中国が海洋進出を進める南シナ海の情勢についてフィリピン側と協議し、今後、この地域でのアメリカ軍の活動を拡大させるため、新たな軍事協定を早期に結ぶことを確認しました。

アメリカの国防長官としては、4年ぶりとなるフィリピンを訪問しているヘーゲル国防長官は、アキノ大統領やガズミン国防相らと中国が海洋進出を進める南シナ海の情勢について意見を交わしました。
記者会見したヘーゲル長官は、アメリカとフィリピン両政府が協議を進める新たな軍事協定について、「そう遠くない時期の締結を目指して交渉を進めている」と述べ、作業を急いでいることを明らかにしました。
そのうえで、新たな協定は両国の共同作戦や軍どうしの関係を深める機会になるとして、その意義を強調しました。
両政府は、フィリピンを拠点としたアメリカ軍の活動を大幅に拡大させるため、フィリピン国内の基地を共同で使うことやアメリカ軍の航空機や艦艇を受け入れることについて話し合っていますが、フィリピン国内では事実上の駐留だと反発する声も出ており、今後の協議の行方が注目されます。

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