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日米 敵基地攻撃能力を検討協力で一致8月28日 14時5分
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ブルネイを訪れている小野寺防衛大臣は、アメリカのヘーゲル国防長官と会談し、北朝鮮のミサイルによる脅威に対抗するため、自衛隊の敵基地攻撃能力の保有を日米で検討したいという考えを伝えたのに対し、ヘーゲル長官も理解を示し、両国で協力していくことで一致しました。
会談の中で、小野寺防衛大臣は、北朝鮮がことしの春、東京や大阪といった都市の名前や、アメリカ軍基地のある日本の地名を具体的に挙げて、威嚇したことを念頭に、「こうしたたび重なる威嚇に対して、日本として対応するためにはどのようなことが必要か、また、日米の役割をどうするか議論が必要だ」と述べました。
そのうえで、小野寺大臣は、「打撃力についても慎重にだが、日米で検討していくことが大切だ」と述べ、北朝鮮のミサイルによる脅威に対抗するため、自衛隊の敵基地攻撃能力の保有を日米で検討したいという考えを伝えました。
これに対し、ヘーゲル国防長官は、「日本が置かれている立場を理解している。日本の対応に協力したい」と述べ、両国で協力していくことで一致しました。
会談のあと、小野寺防衛大臣は、記者団に対し、「日本とアメリカは盾と矛の関係で、アメリカの矛に頼っているが、補完的な役割が必要か議論が必要だ。ただ、周辺国を含めて、誤解を持たれないよう、なぜ日米間で検討をするか慎重に説明していきたい」と述べました。
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