カナダ第2四半期GDPは+1.7%で前期から減速、6月は半年ぶりのマイナス成長
[オタワ 30日 ロイター] - カナダ統計局が30日発表した2013年第2・四半期の国内総生産(GDP)伸び率は年率1.7%と、前四半期の2.2%から伸びが鈍化した。速報段階の2.5%からも下方修正されたものの、ロイターがまとめた市場予想の1.5%は上回った。
また、6月のGDPは予想と一致の0.5%減。半年ぶりのマイナス成長となった。アルバータ州での洪水やケベック州での建設労組によるストライキなどが響いた。
第2・四半期は、消費支出が0.9%増と、2年半ぶりの大幅な伸びとなり、成長に寄与した。自動車購入のほか、6月下旬にアルバータ州を襲った洪水に伴う保険金請求が増加したことが背景。
政府支出も成長率押し上げに寄与する一方、民間設備投資、純輸出、在庫が重しとなった。
部門ベースでは、鉱山、エネルギー、製造、建設業を含む財生産部門が不調で、0.5%減。半面、小売や卸売、金融、不動産など、サービス部門の成長は拡大した。
© Thomson Reuters 2013 All rights reserved.
シリア調査の鍵握る「品質保全」
シリアの化学兵器使用疑惑を調べる国連調査団。世界が注目する中、サンプルの品質保全が最優先事項となっている。
記事の全文 | 特集ページ