ユーロ圏7月失業率12.1%、前月と同水準-過去最悪にとどまる
8月30日(ブルームバーグ):ユーロ圏の7月の失業率 は前月から変わらずで、過去最悪にとどまった。4年目に入った債務危機がもたらした負の遺産の排除は困難を極めるもようだ。
欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)が30日発表した7月のユーロ圏失業率 は12.1%と、6月と同水準。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト31人の予想中央値とも一致した。若年層の失業率は24%に悪化した。
ソシエテ・ジェネラルのシニアエコノミスト、アナトリ・アネンコフ氏(ロンドン在勤)は「ユーロ圏全体で雇用見通しは極めて暗い」と指摘。「政策をめぐる高い不透明感と分断されたままの金融市場が大きな向かい風として域内に残る中で、数カ国では一段の財政再建が必要になると思われる」と語った。
別のアナリスト調査によれば、ユーロ圏の失業率は2015年末まで12%を下回らない見込み。
原題:Euro-Area Unemployment Rate Holds at Record 12.1% AmidExpansion(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:マドリード Angeline Benoit abenoit4@bloomberg.net
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更新日時: 2013/08/30 19:20 JSTニュース一覧
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