産経新聞 8月30日(金)12時30分配信
大阪市西成区のコンビニでアダルト雑誌を万引したとして、窃盗罪に問われた無職、中勝美被告(65)の判決公判が30日、大阪地裁で開かれ、小倉哲浩裁判官は「生活保護費が底をつく中で及んだ安易で短絡的な犯行」として懲役1年2月(求刑懲役1年6月)の実刑を言い渡した。
中被告は、京都府舞鶴市の女子高生殺害事件で殺人罪などに問われ、1審京都地裁で無期懲役(求刑死刑)を宣告されたが、昨年12月、2審大阪高裁で逆転無罪となり、検察側が上告している。
小倉裁判官は判決理由で「これまでも万引などで服役を繰り返したほか、(無罪判決後に)社会生活を送るようになって半年もしないうちに犯行に及んでおり、今後の再犯が強く懸念される」と述べた。
判決によると、中被告は5月28日、大阪市西成区旭のコンビニで、アダルト雑誌1冊(680円相当)を盗んだ。
最終更新:8月30日(金)12時30分