人気ラーメンチェーン「博多一風堂」総本店(福岡市中央区)で食中毒が発生したとして、福岡市は29日、1日間の営業停止処分にし、発表した。
市食品安全推進課によると、24日に店内で食事した客5人と、まかないを食べた従業員1人が下痢や手足のしびれなどの食中毒症状を発症し、1人が入院した。3人の便から食中毒の原因となる黄色ブドウ球菌が検出され、同課はラーメン、替え玉、トッピングが原因だったと断定した。
博多一風堂は国内各地のほか、ニューヨークなど海外でも展開する人気ラーメンチェーン。博多一風堂を経営する「力の源カンパニー」はホームページにおわびを載せ、店舗内の消毒や調理場の機器の入れ替え、従業員への衛生教育の徹底に取り組むとしている。