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「負の歴史」教育必要 ストーン監督、日米学生に指摘2013年8月9日 

日米の大学生と交流するオリバー・ストーン監督=8日、長崎市

 【長崎で与那嶺路代】長崎市を訪問中のオリバー・ストーン監督は8日、日米の大学生との意見交換会や平和集会に出席した。ストーン氏は米国が戦争を続ける背景について「教科書に米国が戦争の勝者であると、まるでディズニー映画のように心地よく描かれているからだ」と述べ、負の側面が教えられていないことを批判した。
 日本に対しても「満州を侵攻した大きな軍事帝国だった。だが日本軍が侵略戦争で何をやったかについて、ほとんど教えられていない」と話し、米国と同様に歴史を直視していないと指摘した。
 ストーン氏はこの日、爆心地のほか、朝鮮人や中国人の慰霊碑なども訪れた。平和集会で同氏は「私が出会う日本人はみんな優しいのに、なぜ(当時)それほど朝鮮人や中国人に残酷になれたのか。日本人の気性が分からない。教えてほしい」と参加者に問い掛けた。
 会場からは戦時中の学校教育や、政治に関心を抱かせないような社会環境などに問題があるとの意見が出た。


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