不安半分ですが、どれだけ辛いか楽しみ
皆さんこんにちは!暑い日が続きますがいかがお過ごしでしょうか。さて、今週で辛いラーメン特集も終わりです。今月は紹介するお店を探すべく今までで一番多く辛いラーメンを食べた月でもありました。夏はどこにも行くことができなかったのですが、このリサーチが良い思い出です。
特集最後に紹介するお店は人形町にある「麺やまらぁ」です。人形町は呉服店や和菓子屋が立ち並ぶ懐かしい雰囲気の街です。このお店は異色の経歴を持つ店主がオープンしたことで、数年前に話題となりました。店主山谷さんはインダストリアルデザイナーだったんです。しかし「何か自分で経営がしてみたい!」と思い立ち、長年ラーメン好きだったことからラーメン屋さんを開店させました。さすが元デザイナーさん、シルバーのカウンターや真っ白い壁など内装にもこだわりが感じられました。
さて今回注文したのは「激からぁ」(900円)です。こちらのメニューは夜限定です。追加料金で2倍、5倍、10倍の辛さに変更できますが、今回は通常でお願いしました。
辛いラーメンなのでスープが赤いのは当然なのですが、鮮明な赤というかくすみがなく鮮やかな色が特徴です。今回もドキドキしながらスープを飲んでみました。驚いたことにスープがまるでソースのようにトロっとしています。これは麺に和えて食べる感じです。ピリっと刺激的な辛みが来るのですが、トロみの要素であるじゃがいもなど野菜がふんだんに使われているせいか後味がまろやか。鶏と野菜のスープで味噌ダレを溶いているのが「辛いだけじゃない旨み」の源だそうです。
シャキシャキのもやしや中細麺によく絡めると食が進みます。
ちなみこちらの辛み成分にはドイツ製の唐辛子パウダーを使用しているとこのこと。スコヴィル値という辛さを計る単位があるそうなのですが、そのパウダーはタバスコの約30倍!もはや、想像を越す辛さですよね。
いつも辛いラーメンでいつも気づかされることは麺の旨み、小麦の甘さを存分に感じられるということです。これは辛いラーメンならではの良さかもしれません。
以前こちらのメニューの辛さ10倍を完食完飲したお客様には”激からぁ王”の称号の授与と、辛さマシ150円分永久無料パスの進呈と、店内でのお名前の掲示のキャンペーンを行っていたそうなのですが68名コンプリートするのに2年かかったとか! 全国の辛いもの好きがこぞって挑戦して2年かかるなんて激からぁ恐るべしです。
- ラーメンマニアだけでなく「辛いものマニア」が口コミで集まる。辛さ10倍を制したつわもの達の名前がずらり。
- スープと味噌ダレをよくまぜる。泡立て器の中にボール状のものが。これでよく混ざるというわけです。
- スープは粘度が高く、色が変わるほど麺によく絡みます
- じゃがいも、玉ねぎ等など野菜がたくさん入っていて、まるでポタージュスープのよう