UPDATE 3-ブラジル中銀、政策金利を50bp引き上げ9.00%に インフレ抑制に向け
* ブラジル中銀、予想通り50bp利上げ。追加利上げに含み
* 通貨安受けたインフレ圧力を懸念し、引き締めのペース維持
* 政策金利は9.00%と、1年4カ月ぶりの高水準に (内容を追加しました)
[ブラジリア 28日 ロイター] - ブラジル中央銀行は28日、政策金利をこれまでの8.50%から50ベーシスポイント(bp)引き上げ、9.00%とした。インフレの抑制と投資家の信頼感回復に向けて、金融引き締めのペースを維持した。
ロイターが先週実施した調査によると、46人のアナリストのうち44人が、3回連続で50bpの利上げが実施されると予想していた。
金利決定は全会一致だった。
政策金利はこれで、1年4カ月ぶりの高水準となった。
中銀は、今回の利上げについて、継続している政策金利の調整プロセスの一環との姿勢をあらためて示し、追加利上げに含みを持たせた。
金利決定後に中銀金融政策委が発表した声明では「金融政策委員会は政策金利の調整を継続し、政策金利を年9.00%に引き上げることを全会一致で決定した」とされている。前回の声明と同じ文言だった。
米連邦準備理事会(FRB)の緩和縮小観測を背景に、ブラジルなど新興国からの資金流出が加速している。その結果、新興国の通貨は軒並み下落、輸入物価上昇を通じたインフレの高進が問題となっている。
とくにブラジルでは、政府の介入など一貫性のない政策のほか、供給サイドにも問題があるため、投資家の信頼感が大幅に低下している。
アナリストらは、将来の追加利上げについて、通貨レアルの下落ペースや、ブラジル経済の回復力の強さ次第、との見方を示している。
バンコ・ファトルのチーフエコノミスト、Jose Francisco de Lima Goncalves氏は「(中銀は)経済指標を注視し、その結果に基づいて決定を下すだろう。10月中旬には少なくとも50bp(の追加利上げ)があり、その後、政策金利は10(%)に向かう」との見方を示した。
ブラジル経済は第2・四半期、上向いた可能性が高いが、最近の経済指標から判断する限り、今年の成長率は2%程度にとどまり、期待ほどには回復しないと見られている。ブラジル統計局は30日午前9時(1200GMT)に第2・四半期国内総生産(GDP)を発表する。
*ブラジル中銀の声明全文
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