ぼくが無礼な匿名アカウントに絡む、3つの理由

2013/08/29


最近はちょっと方針を変えまして、匿名アカウンコたちに絡んでいます。「無礼な人なんて相手にしなきゃいいんじゃないですか?」という意見を貰ったので、解説してみます。

1. 汚い大人たちを可視化する

わかりやすいサンプルとして。この人はぼくのIDを「モヤシはげ」と差し替えて、非公式RTしていますね。こういう侮辱的なあだ名をつけられたのは、小学生以来です。aged_admanというIDの通り、かなり年老いているようですが、幼い子どものセンスを失っていませんね。

大義名分っぽくて気持ちわるいですが、こういう匿名アカウントたちの存在を可視化することは、それなりの意義もあると考えています。

まっつんさんの言葉を借りれば「子供が見えるところ」だから、やる意味があるんです。だって、これは現実なんですから。ぼくの周囲で起こっていることは、何も特殊ではなく、そこら中で起きている事態なんです。

ぼくは彼らと絡むことで、ツイッターというツールを手にした人々の暗部を可視化しようと考えています。毒のある現実かもしれませんが、それは伝える意味があるでしょう。どうしようもない大人は、いっぱいいますから。無論、ぼくも「どうしようもない大人」の一人です。


2. 精神的な修行として

こちらの方が大きいのですが、ある種の修行として、ぼくは彼らの言葉に触れています。

「イケダハヤトはバカ」だの「死ね」だの言われるのは、それなりにダメージはあるわけです。が、なぜダメージを受けるのか。それは、ぼくが我執に囚われているからです。

ぼくが我執を捨て去り、「イケダハヤト」という存在を客体視することができれば、この種のダメージは何の苦痛でもなくなります。だって、「ぼく」は1ミリも傷つかないんですから。彼らは「イケダハヤト」という幻想のサンドバッグを一生懸命叩いているようなものです。

仏教の修行のようですが、ぼくが我執を捨て去るために、罵詈雑言に触れているのです。最近はいい感じに苦痛が減ってきました。ちょっと「かわいそう」だと思うこともあるくらいなので、ついに慈悲の心さえ芽生えてきたかもしれません。いや、これも我執にもとづく軽蔑心か…修行の道は長いです。


3. 「敵意ある他者の包摂」を実践する

内田先生からの孫引きですが、オルテガはこんなことを言っているそうで。

オルテガ・イ・ガセーは「弱い敵とも共存できること」を「市民」の条件としていますが、これはとてもたいせつなことばだと思います。

「弱い敵」ですよ。「強い敵」とは誰だって、しかたなしに共存します。共存するしか打つ手がないんだから。でも「弱い敵」はその気になれば迫害することだって、排除することだって、絶滅させることだってできる。

それをあえてしないで、共存し、その「弱い敵」の立場をも代表して、市民社会の利益について考えることのできる人間、それを「市民」と呼ぶ、とオルテガは言っているのです。

匿名の立場をいいことに「はげモヤシ」だの中傷してくる人々は、まさに「弱い敵」です。彼らをスルーすることは簡単で、ぼくはこれまでそうしてきました。

しかし、これでは「弱い敵」とぼくの距離はいつまで経っても縮まりません。


(「弱い敵」のサンプル)

彼らとの対話はほとんど必ず失敗に終わりますが、それはそれでいいのです。「確実に失敗する対話を続ける」という態度、それ自体が、消極的ですが「弱い敵を包摂する」一歩となっているとぼくは考えます。

「確実に失敗する対話を続ける」という精神は、コミュニティが無数に分化する時代における、あらたな超人的態度となるでしょう。これはまさしく超人的な仕事で、対話し、失敗し、徐々に自分の限界を拡張していくという、修行のような話になります。


その他にも複数あるのですが(「純粋にけっこう楽しい」「気持ちの波を作りたい」「競争に打ち勝つ差別化戦略として」etc)、大きなところではこの3つですかね。匿名アカウンコに悩むみなさんの参考になれば幸いです。

なお、時間の問題もあるので、すべてのウンコに絡むわけではありません。ぼくの考えが変わることもあるので、この種の行為を辞めることもありえるのでご容赦ください。あと2〜3ヶ月は続けるかと。


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