スイス製薬大手の日本法人、ノバルティスファーマ(東京)の高血圧症治療薬ディオバン(一般名バルサルタン)の臨床研究データに人為的な操作があった問題に絡み、同社の元社員(5月に退職)が大阪市立大の非常勤講師の肩書で研究論文に関与していたことについて市立大は22日、調査報告書を発表した。
元社員が関与した京都府立医大など5大学の臨床研究論文で、肩書が「市立大所属」となっており、市立大は臨床研究には「一切関わっていない」としてノ社や元社員、5大学の研究責任者に抗議する方針を示した。
大阪市立大の調査委員会は8月初めに元社員に聞き取りを実施。報告書によると、元社員は2002年4月~今年3月、無給の非常勤講師として市立大に勤務していた。
元社員はノ社社員と市立大の非常勤講師の肩書が併記された名刺を使って各大学の担当教授に面会。調査に「各大学の教授は自分がノ社社員と認識していたはず」と答えた。論文の執筆責任者8人は、3人がノ社社員と知っていたと回答。否定した5人のうち3人は「ノ社の関係者と感じていた」などとコメントしたという。
大阪市立大、ディオバン、ノバルティスファーマ、京都府立医大、バルサルタン
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