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名古屋地裁の書記官 泥酔して裁判資料紛失

 名古屋地裁は29日、地裁の男性書記官(30)が23日の帰宅中に同僚と酒を飲んで泥酔し、裁判員裁判の起訴状や検察官が作成した資料のコピーが入ったかばんを紛失したと発表した。資料には被告の住所や被害者、証人の名前など15人分の個人情報が記載されていた。

 資料の持ち出しを禁じる内規などはなく、書記官は26日から始まる裁判の内容を自宅で確認するつもりだったという。地裁は被告や被害者、検察官らに謝罪。書記官をこの裁判の担当から外した。

 紛失したのは強盗致傷などの罪で起訴された被告についての資料。被告には29日に保護観察付きの執行猶予判決が言い渡されたが、地裁は「審理に影響はなかった」としている。

 地裁によると、書記官は23日夕方から名古屋市内の飲食店で同僚2人と酒を飲み、午後11時ごろに別れた。途中から記憶がなく、24日午前6時ごろ、名古屋市西区にあるビルの敷地内で目が覚めて紛失に気づき、警察に遺失物届を提出した。

 地裁の片山俊雄所長は「関係者の皆様にご迷惑をおかけし、深くおわびする。再発防止に万全を期したい」とのコメントを出した。

[ 2013年8月29日 19:58 ]

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