【瀬川茂子】1965年から続く、大学などによる「地震予知のための研究計画」が「地震予知」の看板をおろす。東日本大震災を起こした巨大地震を予測できなかった反省をふまえた。文部科学省の審議会は29日、名称を「災害の軽減に貢献するための地震火山観測研究計画」に改める案をまとめた。
トピックス「地震予知」地震予知研究計画は、文科省などの予算により、全国の大学や行政機関が進めてきた。阪神大震災後の99年、地震の直前予知は難しいとの考えから、基礎研究を重視して「地震予知のための新たな観測研究計画」に衣替えした。しかし、計画の名称に「地震予知」が残り、看板と内容が一致していないとの批判もあった。
東日本大震災後、文科省の審議会は、地震予知をもとに減災をめざすのではなく、揺れや津波、溶岩などによる「災害」の発生や推移を予測して、防災に役立てる研究を重視することにした。過去の災害の検証、地震発生後の災害予測研究も進める。
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