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路線バスで放射線量を測定 福島8月29日 12時51分
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原発事故の影響で広がった放射線量の現状を広く伝えようと福島県内の主な都市を走る路線バスに放射線量を測定する装置を搭載し、数値をリアルタイムで公開するシステムの運用が29日から始まりました。
システムを開発したのは日本原子力研究開発機構で、29日はJR福島駅前のビルのロビーに設置された大型モニターで測定したデータの公開が始まりました。
このシステムでは、福島市や郡山市など福島県内の4つの都市で、路線バスに搭載した装置を使って空間の放射線量を測定し、リアルタイムで公開していきます。
データを30秒ごとにコンピューターに送信しモニターに表示する仕組みで、画面上では数値が低い地域は青色で、高くなるにつれ緑色から黄色で表示されます。
また、過去のデータもことし1月までさかのぼって確認でき、インターネットのホームページでも見ることができます。
大型モニターの前では訪れた人たちが足を止めて、データを確認していました。
福島市内に住む60代の女性は「風の強い日には放射線量の変化が気になるので、リアルタイムで確認できるのはとてもいいと思います」と話していました。
システムを開発した日本原子力研究開発機構の武宮博さんは、「情報の公開によって市民の皆さんの安心につながれば」と話しています。
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