Updated: Tokyo  2013/08/29 19:39  |  New York  2013/08/29 06:39  |  London  2013/08/29 11:39
 

【個別銘柄】石油関連が上昇、川崎船やガイシも買い、ヤクルト下げる

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  8月29日(ブルームバーグ):きょうの日本株市場で、株価変動材料があった銘柄の終値は以下の通り。

石油関連株:国際石油開発帝石 (1605)が前日比5.2%高の45万4500円、石油資源開発 (1662)が4.7%高の4495円、昭和シェル石油 (5002)が3.5%高の989円など。シリア情勢の緊迫化を背景に、28日のニューヨーク原油先物は前日比1%高の1バレル=110.10ドルと、2011年5月3日以来の高値で終了。収益への好影響を見込む買いが関連業種、企業に入った。

川崎汽船 (9107):3.8%高の220円。野村証券が28日付リポートで、同社はアジア欧州航路でスポット契約の比率が約80%と高いため、好調な市況の恩恵を受けやすい、と指摘した。アジアから欧州へのコンテナ船の荷動きは直近の6月が前年同月比9.7%増。4月や5月は同0.2%増。これまで減らしていた在庫を積み増す局面に入ったことを確認し、景況感の拡大基調継続を前提にすれば3-6カ月の荷動きも好調に推移するとの見方を示した。

京セラ (6971):2.5%高の1万110円。9月末時点の株主を対象に、10月1日付で1株を2株に分割する、と28日発表した。流動性の向上などを期待した買いが先行している。また、米ベライゾン・ワイヤレス向けにスマートフォン(スマホ)を供給するとも発表。

ミネベア (6479):3.1%高の436円。バークレイズ証券が28日付で、目標株価を420円から480円に引き上げた。主力の機械加工品事業のボールベアリングが急回復した点のほか、スマホや自動車向けに拡販が続くLEDバックライトを反映させ、今期営業利益予想を180億円から190億円に(会社計画192億円)、来期を205億円から215億円に、それぞれ増額した。投資判断は「イコールウエート」を据え置いた。

日本ガイシ (5333):5.2%高の1389円。同社の電力貯蔵用NAS(ナトリウム硫黄)電池システムが、経済産業省が実施する今年度「再生可能エネルギー余剰電力対策技術高度化事業」の補助事業に選定された、と29日発表した。NAS電池の収益拡大を期待した買いが膨らんだ。

ユニプレス (5949):4.3%高の2140円。野村証券が投資判断を「中立」から「買い」に、目標株価を2250円から2700円に引き上げた。29日付メモで、来期は北米で発生していた新車生産対応費用がはく落し生産性向上が見込めるうえ、北米新型車種の業績寄与や中国の利益拡大が予想される、と指摘した。

ヤクルト本社 (2267):2.4%安の4285円。大和証券が28日付で、投資判断を「中立」から「アンダーパフォーム」に、目標株価を4200円から3760円に引き下げた。23日時点の株価で算出した14年3月期予想PER約35倍は、今期の主要食品企業平均である約18倍(JT除くベース)よりかなり高く、他のバリュエーションを用いても高水準、と分析した。

シチズンホールディングス (7762):2.1%高の632円。メリルリンチ日本証券が目標株価を700円から730円に引き上げた。投資判断は「買い」を継続。28日付英文リポートで、時計事業は中国向けムーブメント(機械部分)出荷の回復が、デバイス事業はLED製品の販売がそれぞれ予想を上回ったと指摘し、14年3月期の営業利益予想を200億円から220億円(会社計画195億円)、来期を240億円から260億円にそれぞれ増額した。

任天堂 (7974):1.3%安の1万1840円。欧米でゲーム機「Wii(ウィー)U」を値下げすると発表した。SMBC日興証券は29日付の投資家向けメモで、「Wii U」値下げについて株価にネガティブ、と指摘。これにより会社計画である通期営業利益1000億円の未達リスクが高まる、と分析した。

LIXILグループ (5938):1.2%安の2033円。クレディ・スイス証券が28日付で、投資判断を「アウトパフォーム」から「中立」に、目標株価を3300円から2300円に引き下げた。第3四半期から不安材料が増加すると指摘。10月からの住宅駆け込み需要の消失、値下げ圧力の増加、M&Aに伴う財務レバレッジの上昇、を株価下落リスクに挙げた。

N・フィールド (6077):東京証券取引所のマザーズ市場にきょう新規株式公開した。公開価格(1500円)の2.1倍に当たる3100円で初値を付けた。その後も買いを集め、ストップ高に当たる初値比700円高の3800円で終えた。北海道から九州に至る全国に事業所を構え、精神科看護に特化、看護師などによる訪問看護を手掛ける。13年12月期の単独業績見通しは、売上高が前期比68%増の18億9600万円、最終損益は1億5100万円の黒字(前期は2億4500万円の赤字)。主幹事は野村証券。

記事についての記者への問い合わせ先:東京 河野敏 skawano1@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先:Sarah McDonald smcdonald23@bloomberg.net

更新日時: 2013/08/29 15:24 JST

 
 
 
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