【コラム】

Windows XPスマートチューニング

126 フォルダウィンドウのサイズを初期化する

阿久津良和  [2004/07/07]

こんにちは、阿久津です。この原稿を書いている7月7日はご存じのとおり七夕ですが、やはり日本固有の文化ですので、このイベントにあわせたウイルスは見かけません。正月やクリスマス、13日の金曜日といったイベントや映画をもじったウイルスは以前から存在し、日本にも多数入りこんでいますが、日本独自の文化を反映したものがないというのも複雑な気持ちです(ちなみに、IPA(情報処理推進機構)では、特定日発病ウイルスリストというものが掲載されていますので、興味のある方はご覧ください)

ちょっと気になってウイルスの歴史を調べてみると、1972年に登場したSF小説で「コンピュータウイルス」という言葉が使われ、1982年にはかのPARC(パロアルト研究所)でコードの実験が、そして1986年にMS-DOS上で動作する「Brain」が発見されたそうです。かく言う筆者が初めてウイルスに出会ったのは、前述した13日の金曜日。当時は米McAfeeが無償配布していたMS-DOS用ウイルス対策プログラムを使ってこまめにチェックしていましたが、どこかのBBSでダウンロードしたファイルがウイルスに感染していたらしく、先のウイルス対策プログラムを実行したところ見事にヒットし、慌てふためいた記憶があります。

今ではウイルス(任意のプログラムや領域に感染し、自己増殖する)よりもワーム(独立したプログラムとして忍び込み、自己増殖する)による被害をよく見かけます。かく言う筆者も、Netskyに感染した不特定多数から届くEメールに辟易し、スパムメールと一緒に駆除するようにしていますが、それでも日に数百通も届く環境には参ってしまいました。しかし、もっと憂鬱になるニュースが今週報じられています。

こちらのニュースにもあるように、大量電子メール送信型ワームとして有名な「Bagle」の新たな亜種が公開され、そのソースコードをネット上にばらまいたそうです。これにより、元のソースコードを改造した亜種が登場する可能性は非常に高く、これまで以上に深刻な被害が訪れるかもしれません。Windows XP Service Pack 2が登場することで、Windows Update適用者の増加は見込めますが、既存のウイルスを駆除することは不可能です。

そのため手元にウイルス対策ソフトがない場合は、「Symantec Security Check」や「トレンドマイクロ オンラインスキャン」などを使って、自分の環境をチェックすることを強くお勧めします。

閑話休題。Windows XPのフォルダウィンドウサイズは、HKEY_CURRENT_USER \ Software \ Microsoft \ Windows \ ShellNoRoam \ Bags \ {数字}に保存されており、ユーザーが一定の操作を行い、フォルダを閉じる際にその情報が保存されています。これらの情報を削除することで初期設定サイズのフォルダウィンドウサイズになりますので、今回はこの初期設定値を追加し、サイズを初期化するTipsをお送りしましょう。

1.<スタート>メニュー→<ファイル名を指定して実行>と選択。
2.「名前」に半角で「regedit」と入力し、<OK>ボタンをクリック。
3.レジストリエディタが起動したら、HKEY_CURRENT_USER → Software → Microsoft → Windows → ShellNoRoam → Bags → {任意の数字}→ Shellとキーをたどって開く。
4.内容を<ファイル>メニューから<エクスポート>を選択して保存する。
5.先ほどのHKEY_CURRENT_USER\...\Windows\ShellNoRoam\Bagsまで戻る。
6.<Bags>の右クリックメニューから<削除>を選択し、確認のうながすダイアログが表示されたら<はい>ボタンで削除を実行。
7.出力したレジストリファイルをテキストエディタで開き、「[HKEY_CURRENT_USER \ Software \ Microsoft \ Windows \ ShellNoRoam \ Bags \{数字}\ Shell]」の数字部分を「AllFolders」に書き換える。
8.「FolderType」を「"Documents"」に、「WinPos1400x1050(1).left」「WinPos1400x1050(1).top」「WinPos1400x1050(1).right」「WinPos1400x1050(1).bottom」を任意の数値に書き換える。
9.一連の作業が終わったらファイルを保存する。
10.編集したレジストリファイルをダブルクリックし、確認をうながすダイアログが表示されたら<はい>→<OK>とボタンを押して、レジストリに追加する。
11.レジストリエディタに戻って[F5]キーを押し、「HKEY_CURRENT_USER \ Software \ Microsoft \ Windows \ ShellNoRoam \ Bags \ AllFolder \ Shell」が追加されているのを確認する。
12.レジストリエディタを終了する。

これで一連の作業が完了となります。まずステップ8で書き換える「WinPos1400x1050(1).*」ですが、これがウィンドウズサイズをあらわし、「1400x1050」の部分は現在のデスクトップサイズが挿入されます。値のデータはDWORD値ですので16進数で設定しましょう。

ちなみに筆者は「"WinPos1400x1050(1).left"=dword:00000064」「"WinPos1400x1050(1).top"=dword: 00000064」「"WinPos1400x1050(1).right"=dword:00000190」「"WinPos1400x1050(1).bottom"=dword:0000012C」とし、300×200ドットのウィンドウをX100Y100の地点に表示するようにしています。

使っていると各フォルダの情報が記録されますので、任意のタイミングで削除するか、以前紹介した「第84回フォルダ情報の保存領域を減らす」を参考に、フォルダ情報の保存領域を減らしてみることをお勧めします。

それではまた次週お会いしましょう。

阿久津良和(akutsu@cactus.ne.jp)

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