ところで知ってますか?
インスリンって、いろいろな細胞を成長させるんですよ。
つまり、インスリンを減らすと、いろいろな細胞が成長を止めて、小さくなります。
え、当たり前じゃないかって?
そうですね、当然です。
じゃあ、糖質を制限すると、どんな細胞が小さくなると思います?
脂肪細胞? 皮脂細胞?
いいですね。
脂肪細胞が小さくなればやせるし、皮脂細胞が成長しなければ、アブラとニキビで汚れた肌もきっと綺麗になるでしょう。
では、
筋肉細胞は?
神経細胞は?
すい臓のβ細胞は?
やせたら、困りますよねぇ。
で、糖質を制限すると、みんなやせます(笑)
さて、ここで一つおもしろいデータがあります。
糖質制限をしながら筋トレをしたとかいうバカな医者が、自分の体重と体脂肪率、骨格筋率の数字を公開したのです。
http://www.nishibori-seikei.com/blog/2013/05/post-235.html
>糖質制限を始めるとまず筋肉が減少するようです。
>
>3か月くらいたって体が糖質制限に慣れてくると、
>筋肉が再びつき始めます。
このうすらバカな自称医者は、骨格筋 「率」 が意味することを理解できないようです。
「率」はしょせん割合であって、「量」ではありません。
このブタは、全体として体重の 「量」 が7パーセント近くも減っているのに、骨格筋 「率」 が0.5パーセント上がりました! などと主張しています。
何かヘンじゃありませんか?
もちろんヘンです。
仮に最初の体重を70キロとして、9ヶ月後に7パーセント減少したなら、約65キロです。
さて最初の骨格筋 「率」 を30パーセントとすると、骨格筋 「量」 は21キロになります。
9ヶ月後に0.8パーセント上がったのなら30.8パーセントですが、骨格筋 「量」 に直すと20.0キロです。
つまり、ブタの体重が5キロ減ったとしたら、そのうちの1キロは筋肉から減っていたことになりますね。
このニセ医者は加圧式とかいう (どうせインチキでしょう) トレーニングをして筋肉が増えたと自慢していますが、むしろ筋肉は減ってます(笑)
もちろんトレーニングをしなければ、さらに減っていたであろうことは言うまでもありませんが。
ところで、この詐欺師の最初の体脂肪 「率」 をこれも30パーセントとすると、体脂肪の 「量」 は21キロです。
9ヶ月後には2.2パーセントぐらい減少しているので、27.8パーセントとすると、18.1キロになります。
つまり体脂肪の量は2.9キロ減ったことに。
筋肉が1キロ、体脂肪が2.9キロ、合わせて3.9キロですが、まだ1.1キログラムくらいがどこかから減ってます。
たぶん、肝臓のグリコーゲンと心臓のような不随意筋、それと脳細胞がやせたんじゃないでしょうか。
頭がパーなのも納得です。