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シリアが対決姿勢「侵略者の墓場になる」
8月29日 4時41分

シリアが対決姿勢「侵略者の墓場になる」
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内戦が続くシリアで、化学兵器の使用を巡ってアメリカなどが軍事行動も辞さない構えを見せるなか、シリアのハルキ首相は「シリアは侵略者の墓場になるだろう」と述べて対決姿勢を鮮明にしました。

シリアでは、今月21日、首都ダマスカス近郊で化学兵器が使われたとされる攻撃で数百人が死亡し、国連が現地調査を続けるなか、アメリカなどはアサド政権が化学兵器を使用したと主張し、軍事行動も辞さない構えを見せています。これに対し、シリアのハルキ首相は、28日、国営通信を通じて、「攻撃が行われれば、シリアは侵略者の墓場になる」とけん制し、欧米諸国との対決姿勢を鮮明にしました。
そのうえで、ハルキ首相は、アメリカなどが10年前に「イラクは大量破壊兵器を保有している」と十分な証拠がないまま主張して戦争に踏み切ったことを指摘し、「イラクを侵略するために偽りの主張で欧米が国際世論を誤った方向に導いたことを世界は覚えている」として批判しました。
一方、ダマスカスの住民は、NHKの電話取材に対し、「攻撃を避けるために避難する人が出ているほか、不安にかられた人々が食料や飲み物を買い込んでいる」と話し、現地で緊張が高まっている様子を明らかにしています。

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