シリア社会と関係の深い人がたくさんいる欧米やアラブ諸国では、アサド独裁政権の信用度などゼロに近いので、メディアでも世論でも、アサド支持者など泡沫の変人扱いされています。なので、今回の軍事介入への動きに対しても、それぞれの国内では「外国への軍事介入」に関してはさまざまな異論があっても、「反体制派の自作自演説」を論拠に反対する声が主流になるなど考えられません。
ですが、なぜか日本ではアサド寄りの人が多く、「化学兵器は反体制派の自作自演」という陰謀論が根強くあります。アサド政権の性質を理解できていないということでしょう。
化学兵器使用が反体制派の陰謀なら、なぜアサド政権は国連の調査団の受け入れをなんだかんだと長い間拒んできたのでしょうか? それこそ欧米取材陣も含めて即時に受け入れたら反体制派の蛮行を世界に示すチャンスであるのに。
今回の件でも、目の前に調査団がいるのに、5日もストップをかけていました。サリンの効果などせいぜい半日くらい。数日で決定的な痕跡は検出が難しくなります。
しかも、被害地に大規模な砲撃が加えられ、化学兵器使用の痕跡をさらに消しました。後に「反体制派が使用した」と言い出していますが、当初はそもそも化学兵器使用自体をごまかそうとしていたわけです。
インテリジェンス的にみても、米英仏の首脳や政府高官があそこまで言い切るからには、まず間違いはないですね。アメリカは数日中にも証拠を公開するということです。偵察衛星画像かと思っていたのですが、通信傍受という説が出てきました。
それはアメリカとしても、本来なら見せたくない手の内を見せるわけですから、切り札の公開です。本当にそこまでやれば、アメリカは本気だということですから、爆撃は間違いでしょう。
- 2013/08/29(木) 09:25:31|
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