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【社会】

名古屋の運送会社ら家宅捜索 軽油引取税法違反の疑い

2013年8月29日 12時56分

 県の承認を得ずに軽油と無税の灯油を混ぜたとして、愛知県は29日、軽油引取税法違反容疑で、名古屋市中川区の運送会社と、豊明市の同社事業所や石油製品貯蔵施設など8カ所を家宅捜索した。不正軽油はトラックの燃料として使っていた。灯油混入で脱税した金額は約320万円。県の調べに対し、運送会社の社長=豊明市=は「知らずに他業者から買った」と容疑を否認している。

 捜索の容疑では、同社は今年5月から6月にかけ5回にわたり、知事の承認を得ずに軽油50キロリットルに無税の灯油100キロリットルを混入。150キロリットルの炭化水素油を製造したとされる。

 資源エネルギー庁の発表(8月12日現在)によると、税金のかかる軽油は1リットル138円、無税の灯油は100円40銭。

 県税務課によると、この混入比率ならトラックの走行に支障はない。ただ知事の承認を受け、その混合油を使用した場合は軽油引取税がかかるため、この会社は承認を得ようとしなかったとみられる。同社は数年間前から数回、不正軽油の製造を県から指摘され、軽油引取税の申告をしていた。

(中日新聞)

 

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