「瞑想中は、心に浮かんでくる雑念を払う」とよく言われますが、実際にやってみると、さらりと言われるほど簡単ではありません。座禅を組もうがマントラを唱えようが、何をしようが雑念は浮かんできます。瞑想中に雑念が浮かばなくなり無心の状態が続けられれば、それはすでに悟りに至っている状態です。いきなりやれと言われても出来るわけがありません。
当サイトでは、雑念を払う方法として呼吸法のテクニックを使い、無理なく納得が出来る方法で雑念を払う方法を解説いたします。
※ 車の運転中や機械の操作中など、事故の危険性があるシチュエーションでは瞑想はしないでください。
息を吸うときは必ず鼻から吸います。
吐息は口からゆっくり吐き、息を吐き切ります。慣れれば20秒以上ソロリソロリと吐きますので、口から吐いた方が吐息をコントロールしやすいです。
スタイルは個人の好みがありますので、基本的にはどんな格好でも良いのですが、座禅スタイル(結跏趺坐、蓮華座)もしくは、椅子に座ってが体が落ち着きます。力が入りすぎない程度に背筋を伸ばすことが肝心です。
結跏趺坐・蓮華座(厳密に言うとこの2つは多少違います)は、慣れていないと非常に苦痛を伴います。最初は2分も座ると足が痛くてやっていられませんが、徐々に時間を延ばしていく方法で慣れていけば、1ヶ月ぐらいで30分ぐらいは苦痛無く座れるようになります。はじめは半跡朕座でもかまいません。
結跏趺坐・蓮華座は下半身が固まって精神集中がしやすいポーズですので、しばらく瞑想が続けられたら、チャレンジするのもよろしいかと思います。
視覚は入ってくる情報量が多いので、閉眼が良いかと思います。お好みで半眼でもかまいません。半眼の場合は、前方1メートルぐらいのところに視線を落とします。閉眼でも目は下を向けた方が集中できます。
いつも同じ呼吸ペースを続ける事は至難ですので、ガイド付きの瞑想をします。音声ガイダンスに沿って呼吸をします。
このページにmp3ファイルを用意いたしました。MP3プレイヤーに入れて、イヤフォンなどで小さめの音で聞きながら瞑想をします。
16秒1サイクル(吸気呼気で16秒)〜23秒1サイクルまでの7種類用意してあります。
まずは18秒1サイクルでやってみます。息が苦しいようでしたら、17秒1サイクルのものをやってみてください。全く息が苦しくなく、眠気を催したり、雑念が止めどなくわき出してくるようでしたら、19秒1サイクルを試して、ということを繰り返して自分に合った呼吸サイクルのものを探してください。
呼吸サイクルが短すぎると呼吸に集中できず、眠気を催したり、雑念が止めどなくわき起こってきます。
その場合は、呼吸サイクルを1秒長いものに変更してください。
逆に呼吸サイクルが長すぎると、苦しくて瞑想が続けられません。その場合は呼吸サイクルを1秒短いものに変更してください。
適切な呼吸サイクルは、自分が非常に心地よいと思える呼吸サイクルよりも、ちょっとだけ長い呼吸サイクルのものです。
ちょっとだけ長いので、ガイダンスに集中しないと呼吸が合わせられません。これがまさしく呼吸に集中するという行為になります。
つまり雑念に気を取られていると呼吸が合わせられないので、全力で呼吸に集中するようになります。結果として雑念を払拭でき、理想的な瞑想の精神状態に入れます。
適切な呼吸サイクルは、体の状態や精神状態によって多少変わってきますので、やってみて合わないようでしたら、その都度サイクルを変更して、「心地よいと思える呼吸サイクルよりも、ちょっとだけ長い呼吸サイクル」で「瞑想が続けられないほど苦しくない呼吸サイクル」のものをお使いください。
1秒違いで数種類用意してあるのは、理想的な呼吸サイクルが非常に微妙なためです。
適切な呼吸サイクルを続けていくと、数日から数週間(もしくは数ヶ月)もすると次第にそのサイクル慣れてきます。そうなると瞑想中に心に余裕が出てきて呼吸に集中できず、雑念が出てきますので、そのときは呼吸サイクルを長くすることで対応をしてください。
30秒1サイクルまで出来れば、その頃には瞑想がすっかり板について、心に深い平安を得ていることだと思います。もうガイダンスに頼らずとも自在に適切な呼吸ができ、十分に瞑想を続けていくことが出来るはずです。