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山形新幹線 「つばさ」塗装リニューアル

塗装が全面リニューアルされる山形新幹線つばさのE3系車両

 JR東日本は28日、山形新幹線「つばさ」のE3系車両の塗装を、全面リニューアルすると発表した。新たなデザインを山形市出身の工業デザイナー奥山清行氏に依頼。来春に一部運転を開始し2016年までに全車両の塗り直しを終える。新幹線車両の塗装変更はあまり例がないという。

 山形市であった来年の大型観光宣伝「山形デスティネーションキャンペーン(DC)」の全国宣伝販売促進会議で、JR東日本が明らかにした。
 現行のE3系は上部が薄いグレー、下部が濃いグレー、中央に緑の線が入ったデザイン。1999年の登場から13年余りがたち、定着している。
 新デザインは年内に発表する予定で、来春に第1号の営業運転を計画する。6月の山形DC開幕前には新塗装を3編成に増やし、16年中に全15編成をリニューアルする。
 奥山氏はフェラーリなどの自動車、航空機、家具、ロボットのデザインで知られる世界的デザイナー。3月にデビューした秋田新幹線「スーパーこまち」のE6系車両のデザインも手掛けた。
 JR東日本の西野史尚仙台支社長は「山形県民の温かさや情熱を表すデザインにしてもらえるのではないか」と話した。
 仙台支社によると、塗装変更は吉村美栄子知事から再三要望されたこともあり「もっと山形らしいデザインがあるかもしれない」と内部で検討を重ねていたという。
 新幹線では、新型車両の投入に伴い旧車両の塗装を変えたケースのほか、沿線地域の名産品などを描いた「ラッピング車両」などはあるが、同一車両の全面リニューアルは東北で初めてとなる。
 吉村知事は「希望を感じる、明るいイメージのつばさになればいい」と新車両に期待を寄せた。


2013年08月29日木曜日


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