経営再建中のシャープが資本・業務提携した韓国サムスン電子と、複写機事業に提携を拡大する交渉を打ち切ったことが28日、分かった。業界関係者によると、複写機の製造に必要な特許を保有するキヤノンなど国内大手メーカーが、サムスンへの技術流出を恐れ、シャープに見直しを迫ったのが最大の理由という。 シャープは、主力のデジタル複写機(A3サイズ)の出荷台数が世界5位。サムスンの販売力を活用し、アジアの新興国を中心に事業を拡大する戦略だったが、練り直しを迫られる。
2013年08月29日木曜日
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