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【プロ野球】

バレンティン 日本新の月間17本

2013年8月29日 紙面から

9回裏1死、51号ソロを放ち、ナインに迎えられるバレンティン(右)=神宮球場

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◇中日11−7ヤクルト

 中日は2回に6連打で4点を先行し、5回はクラーク、高橋周、小田の3者連続本塁打で5点。9回もクラークが21号ソロを打った。山本昌が5イニング5失点で5勝目。ヤクルトはバレンティンが51号ソロを放ったが、借金が今季最多の23。

      ◇

 この男、一気に勝負をつけるつもりだ。9回1死で迎えた第5打席、ヤクルトのバレンティンが高々と打ち上げた打球は左翼席最前列へ飛び込んだ。「入る感触ではなかったけど、うまくバックスピンがかかったのと、ポール際は打球が伸びるので入ってくれた」と、3試合連発で、あっさり51号だ。

 2打席は凡退。5回の2死三塁で迎えた第3打席は、カウント3−0からの4球目を「本塁打になる球じゃなかったが、三塁走者もいたし、ヒットゾーンに打ち返せる球だと判断した」と、狙い澄まして中前適時打にする器用さもみせた。

 これで8月は17本。月間本塁打の日本新記録も達成した。年間55本塁打の大記録に迫っても「プレッシャーは感じない」という。プロ初本塁打、球団最多本塁打、来日通算100号と、節目のアーチは、いつも神宮球場にかけてきた。9月1日まで神宮で4試合した後は、週明けから1週間北陸、名古屋遠征になる。

 この男、9月1日までに球史を塗り替えようと考えているのか。「55号も56号も、神宮のヤクルトファンの前で打てるのが1番。ベストを尽くしたい」とにっこり。4試合で残り4発でも、今のバレンティンなら夢ではない。 (竹村和佳子)

 

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