台風１５号と前線で大雨のおそれ

8月28日 19時22分

台風１５号は、２９日の朝から昼ごろにかけて沖縄の先島諸島に最も接近し、その後、九州に近づくと予想されています。
３０日は、西日本から北日本に前線が近づくため台風と前線の影響で週末にかけて広い範囲で大雨になるおそれがあります。

気象庁の発表によりますと、台風１５号は、午後７時には沖縄の与那国島の南２１０キロにあって１時間に１５キロの速さで北へ進んでいるとみられます。
中心の気圧は９８５ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は２５メートル、最大瞬間風速は３５メートルで、台風の中心から南側３７０キロ以内と北側２８０キロ以内では風速１５メートル以上の強い風が吹いています。
台風は、このまま北へ進み、２９日朝から昼前にかけて先島諸島に最も接近すると予想されています。
先島諸島では、２９日朝から猛烈な風が吹き、最大風速は３５メートル、最大瞬間風速は５０メートル、海は大しけが続く見込みで、気象庁は暴風や高波に警戒するよう呼びかけています。
台風は、２９日には進路を次第に東寄りに変え、週末には九州に近づき、西日本や東日本の広い範囲に影響を及ぼすおそれがあります。
また、３０日には、前線が西日本の日本海側や北日本にかかる見込みで、台風からの暖かく湿った空気が流れ込んで、大気の状態が非常に不安定になる見込みです。
台風と前線の影響で、西日本から北日本の広い範囲で、週末にかけて大雨になるおそれがあり、気象庁は地元の気象台の情報に注意するよう呼びかけています。