Updated: Tokyo  2013/08/29 08:10  |  New York  2013/08/28 19:10  |  London  2013/08/29 00:10
 

ブラジル株:ボベスパは3日続落-輸出関連株が安い

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  8月28日(ブルームバーグ):28日のブラジル株式市場では、指標のボベスパ指数が3日続落。通貨レアルの上昇が海外売上高の減少につながるとの懸念から、航空機メーカーのエンブラエル を中心に輸出関連株が売られた。

エンブラエルは1.6%安。石油会社OGXペトロリオ・エ・ガス・パルチシパソンエス は17%下落し、ボベスパ指数の下げに最も響いた。指数に占める比重が最大の鉄鉱石生産のヴァーレ は1.5%値下がり。金属相場安が嫌気された。一方、オンライン販売のB2Wコンパニア・ディジタルは6.3%高。借り入れコスト上昇との観測が後退したことが材料となった。

ボベスパ指数は前日比0.4%安の49866.92で終了。指数構成銘柄のうち33銘柄が下落した。通貨レアルはサンパウロ時間午後5時27分(日本時間29日午前5時27分)現在、1.2%高の1ドル=2.3437レアル。 

レメ・インベスチメントスのポートフォリオマネジャー、ジョアン・ペドロ・ブルガー氏は電話インタビューで「ヴァーレなど輸出関連株はレアル安の恩恵を受けてきた。現在は中央銀行が為替市場でさらに積極的に行動し、相場が修正されつつある」と述べた。 

通貨レアルはブラジル中銀が600億ドル(約5兆8600億円)規模の為替介入を実施する計画を明らかにした今月22日以降、3.9%上昇。ただ、過去3カ月では11%下落しており、騰落率は中南米の主要通貨で最低となっている。

原題:Ibovespa Declines for Third Day as Embraer Leads ExportersLower(抜粋)

記事に関する記者への問い合わせ先:サンパウロ Ney Hayashi ncruz4@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先:David Papadopoulos papadopoulos@bloomberg.net

更新日時: 2013/08/29 07:19 JST

 
 
 
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