国連:潘事務総長、歴史認識発言で日本のみ指摘を否定
毎日新聞 2013年08月29日 01時50分(最終更新 08月29日 02時00分)
◇松山政司副外相と立ち話
国連の潘基文(バン・キムン)事務総長は28日、日本政府の歴史認識をめぐる自らの発言について「日本のみについて指摘したものではない。日中韓3カ国の指導者は過去をしっかり理解して克服していくべきだとの趣旨だ」と述べ、中立的な発言だったと説明した。滞在先のオランダ・ハーグの会合で松山政司副外相と立ち話をした際に答えた。
潘氏は26日の韓国での記者会見で、「日本政府と政治指導者は深く自らを省みることが必要だ」と発言していたが、松山副外相に対して「日本で発言が誤解されたことは残念。歴史認識に関する安倍政権の立場や平和国家としての日本の努力はよく承知している」と釈明した。