徳島県警は28日、徳島県上板町長の納田伸春容疑者(64)ら3人を、官製談合防止法違反の疑いで逮捕し、発表した。
逮捕したのは、ほかに、納田容疑者の知人で、いずれも同町の無職梶田道男(62)と無職川崎末秋(64)の両容疑者。
県警によると、納田容疑者ら3人は共謀し、2009年5月中旬ごろ、同町内の上板中学校体育館の新築工事の指名競争入札で、県内の土木建築会社の関係者に対し、最低制限価格が3億850万円だと教えた疑いがある。県警によると、土木建築会社は3億858万円で落札したという。
納田容疑者ら3人が容疑を認めているかどうかについては、明らかにしていない。納田容疑者は元町議で08年4月に初当選。現在2期目。